『天使の髪質改善マニュアル』
無料プレゼント★
1ヶ月間の髪質改善フォローメール付き★
★☆★『天使の髪質改善マニュアル』★☆★
無料受け取りはコチラ
↓ ↓ ↓
ここ最近、「髪質改善」って言葉をよく聞くようになりましたね。 ずっと悩んできたくせ毛・うねりの悩みも髪質改善で治すことは可能なのでしょうか?
くせ毛の悩みはなかなか難しく、人によって原因も違えば行うべき対処法も異なります。
「生まれつきくせ毛が強くてなんとかしたい…」
「最近ダメージが酷いし、なんだかうねって広がるようになってきた…くせ毛をなくしたい!」
「歳を重ねるごとに、髪が細くなってるし、うねりが気になる…」
髪質改善美容院としてサロン営業をしていると、このような悩みを持つお客様がたくさん来店されます。 一見同じ「くせ毛」の悩みのように思えますが、その背景や状況は人それぞれです。
そしてこれこそくせ毛を髪質改善する上で重要なポイントです!
そこでこの記事では、まず初めにくせ毛の種類や原因から順番にわかりやすく解説していきます。
原因によってくせ毛を4つのタイプに分類し、
- 自宅でできる方法
- サロンで行う方法
の両面からくせ毛のタイプ別に髪質改善する方法を、紹介いたします。
- そもそも髪質改善とは?
- くせ毛・うねりの根本原因
- 原因でくせ毛・うねりを4タイプに分類する
- タイプ別・くせ毛の髪質改善方法(自宅ケア・サロンケア)
- くせ毛のホームケアに最適なヘアケア方法とヘアケアアイテム
それでは、まずは「そもそも髪質改善とは?」からはじめていきましょう!
なお、髪質改善の全体像について知りたい方は「徹底解説「髪質改善とは?」 | 5分で分かる!髪質改善の種類や効果の違いと選び方」の記事も合わせてご覧ください。
そもそも髪質改善とは? | くせ毛などの髪質の悩みは改善できる!
本題である「くせ毛の髪質改善」について解説する前に、そもそも髪質改善とは何なのかはっきりさせておきましょう!
そう言いますのも、最近は「髪質改善」というキーワードばかりが一人歩きしていて、実態がわかりにくくなっているように感じるからです。
さて、「髪質改善」とはいったい何なのでしょうか?
(1) 世間で話題の「髪質改善」の内容は不明瞭 | 髪質改善とトリートメント・縮毛矯正の違い
もはや僕にも答えられません…
そうなんです。もはや専門の美容師でもよく分からないほどまで、髪質改善というキーワードは一人歩きしてさまざまなものに使われています。
正直、かなりカオスな状況だと感じています。
まずは状況をまとめます。 一般に「髪質改善」というキーワードは次のような場面で使われているようです。
- 美容室のメニュー(髪質改善メニューなど)
- 髪質改善シャンプー、髪質改善ドライヤーなどヘアケア商品
- 悩みの髪質を改善する方法全般(髪に良いケア方法や食事の改善なども含む)
それぞれ解説を加えます。
① 美容室メニューとしての「髪質改善」
美容室の「髪質改善」と名のつくメニューが指す施術内容は店によって違っています。
例えば「TOKIOトリートメント」といえば、どこの店でもイフイング社さんが製造・販売する「TOKIO インカラミトリートメント」を指すのでわかりやすいですが、「髪質改善」はTOKIOトリートメントのように商品名ではありません。
そのため、それぞれのサロンが独自に「髪質改善メニュー」を考えてメニュー化している状況なのです。
では、一般的に美容室の髪質改善メニューではどんなことが行われるのでしょうか?
世間一般の美容室で「髪質改善メニュー」とされているものを分類すると、次のようなものがあります。
この中でも特に多いのは「酸熱トリートメント」や「ケラチントリートメント」のようですね!
これらは「グリオキシル酸」などの酸成分を利用した、2018年頃から使われ始めたばかりの最新手法のサロントリートメントです。
匂い残りの問題、硬い髪質の方には不向き、美容師に高い技術や知識が求められるなどの難点もありますが、ダメージレスにくせ毛を改善できる手段として注目されています。
また、最新のコスメストレート商材も髪質改善メニューとして使われることがあります。
例えば、表面を整えて艶髪になれると話題の「サイエンスアクア」という商材がよく髪質改善メニューとして使用されています。
また、お店によっては従来から行われている縮毛矯正やトリートメントメニューを髪質改善メニューとして提供したり、それらを組み合わせてメニューを作っている場合もあるようです。
サロンによって施術内容が異なり、髪質改善への理解度や力の入れ方もまちまちですから、美容室で髪質改善メニューを受けたい方は、信頼できる美容室選びが非常に重要です。
② 髪質改善シャンプーなどヘアケア商品で使われる「髪質改善」
髪質改善というキーワードの流行に便乗してか、最近は「髪質改善シャンプー」「髪質改善ドライヤー」などを謳う商品をよく見かけるようになりました。
これらの商品は、
- 「パサパサして広がる髪に潤いを与えてしっとりまとまるサラサラヘアへ」
- 「髪の内部構造の乱れを整えて髪を本来の美しさへ」
- 「髪と同じケラチンタンパク質を髪に補充してダメージヘアを修復」
などなど、さまざまな特徴によって「悩みの髪質を変えてくれる」と紹介されます。
これらの商品が実際どうなのか、一言でまとめると、良いものもあれば、そうでもないものあります。
全体的にちょっと高めな値段設定のものが多いので、宣伝に踊らされずに本当に良い商品なのかをよく見極めましょう。
(記事の後半でおすすめのヘアケアアイテムの紹介をしております!)
「9.くせ毛の改善に効果的なヘアケアアイテム」へジャンプする
③ 悩みの髪質を改善する方法全般を表す言葉としての「髪質改善」
方法問わず、髪質の悩みを改善していくための方法全般を指して「髪質改善」というキーワードが使われることもあります。
この場合の髪質改善には、美容室で行うトリートメントメニュー、自宅で行うダメージ対策やホームケア、さらには食事や睡眠の改善なども含めて髪質の悩みを改善するために行うことが一通り含まれます。
ある意味、「”髪質” を “改善” する」という言葉の通りなので、一番正しい使われ方な気はします。
(2) 髪質改善美容室IDEAL高田馬場が考える髪質改善
僕たちは、くせやうねり、広がりなどお客様の髪の悩みに真摯に向き合い、その人に合わせたオーダーメイドのメニューで最大限悩みの改善を図ること。そしてお客様とその後の計画を共有し、正しいホームケアと計画的なサロンケアで髪質を変えていくことが髪質改善のあるべき姿だと考えています。
当店が考える髪質改善は、サロンケアによる「お客様に合わせた美髪づくり」と正しいホームケアによる「ダメージやエイジングの予防」から成り立っています。
ただ仕上がりの綺麗さだけにこだわるのではなく、お客様ひとりひとりに合わせた完全オーダーメイドのサロンケアで髪の状態を最大限整え、美しい髪でご帰宅頂く。
さらにお客様にご自宅でも正しいヘアケアをしていただいて、サロンで整えた美髪のまま快適にお過ごしいただけるよう導く。
ホームケアとサロンケアの相乗効果で根本改善を図り、髪の毛本来の美しさを取り戻す。
これこそ髪質改善美容院IDEALが考える「本当の髪質改善」です。
もう少し具体的にすると、
これが当店「髪質改善美容室IDEAL高田馬場」が考える「髪質改善」の在り方です!
それでは、そんなIDEALによる「くせ毛の髪質改善」はどのように行うのでしょうか?
(3) くせ毛などの髪質の悩みは改善できる! くせ毛を髪質改善するアプローチ方法
IDEALでは「クセ・うねりの原因を追求し、原因をもとに4タイプに分け、タイプにあったサロン施術とホームケア」で髪質改善を図ることを提案します
「くせ毛のせいでうまく決まらない」と思っている方でも、実は本来ならさほどくせ毛ではないお客様も多々いらっしゃいます。
間違ったヘアケア方法や、逆効果なサロン施術によってクセ・うねりが悪化してしまっていることもあるのです!
それでは次章ではくせ毛の原因やタイプについて解説していきます。
(コラムを飛ばしたい方はコチラをクリック)
くせ毛の構造や正しいヘアケア知識を身につけるためには、髪の毛の基本的な知識をつけておくと理解しやすくなります。
そこで髪の毛についての基本中の基本として、髪の主成分と三層構造について簡単に解説いたします。
【髪の成分】
髪の毛の主成分はケラチンというタンパク質です。ケラチン以外にはその他のタンパク質や脂質、水分、メラニン色素などで構成されています。
また、ケラチンは20種類のアミノ酸でできていて、特にシスチンというアミノ酸が多いのが特徴です。
シスチンには隣り合っているシスチン同士で結合を作る性質があり、髪の強度を高めるのに役立っています。この結合のことを「シスチン結合」または「S-S結合」や「ジスルフィド結合」と言い、パーマや縮毛矯正と深く関わります。
【髪の三層構造】
また、髪の毛は下の図のようにキューティクル、コルテックス、メデュラの三層構造になっています。
【キューティクル】
髪の一番外側を覆っているのがキューティクルです。 キューティクルは魚のうろこのように重なり合いながら髪表面をびっしりと覆っています。髪の手触りや艶に大きく関わる部分です。
健康な髪の毛のキューティクルはピタッと閉じていて、髪の内部を守っています。しかし髪の表面に摩擦などのダメージを受けるとキューティクルがめくれたり剥がれたりしてしまいます。
キューティクルのめくれ・剥がれはツヤがなくなる、手触りが悪くなる、髪が絡まりやすくなるなどの症状を引き起こし、同時に髪の内部を保護することができなくなってしまいます。
【コルテックス】
また、キューティクルの内側にあって髪の大部分を閉めているのがコルテックスです。 コルテックスは健康な髪を保つ上で最も重要な部分で、髪の強さや弾力、ハリコシなどに関わります。
コルテックスがダメージを受けて内部物質が髪から流出してしまうと髪は細く弱くなり、水分保持ができなくなってパサパサとなってしまいます。
【メデュラ】
髪の中心部にはメデュラと呼ばれる芯があります。メデュラは髪質によってそもそも存在しない人もいますし、幼い子供の髪には存在しない場合が多いです。
メデュラの役割はまだ研究で明らかとなってはいないのですが、髪の強度や弾力と関係していると言われています。
(コラム終)
くせ毛の原因 | タイプを見極めて適切な髪質改善をしよう!
冒頭で解説した通り、くせ毛・うねりの悩みを改善するには、自分の原因・タイプを理解してそれに合わせた対応が必要です。
それでは早速、くせ毛の原因について解説していきましょう。
(1) くせ毛・うねりの根本原因 | 髪にウェーブが生まれる理由
髪に自然とカールが生まれるのは「髪の内部構造がアンバランスになっている」および「毛根が頭皮に対して曲がっている」という2つが根本原因です。
くせ毛を原因別にタイプ分けする前に、そもそも「なぜ髪に自然とカールが生まれるのか」について少し解説しておきましょう。
根本原因① アンバランスな髪の毛の内部構造
根本原因の1つ目は「髪の毛の内部構造」にあります。 先ほどのコラムで解説したコルテックスという部分を細胞レベルで細かく見ると、オルトコルテックスとパラコルテックスという性質の違う2種類の細胞が存在しています。
研究によると、
ということが明らかとなっています。
直毛とくせ毛の断面を観察すると、下の図のようになっているそうです。
上の図では赤色でオルトコルテックスが、黄色でパラコルテックスが示されています。
この例の場合、左側にオルトが、右側にパラが偏っているのがわかります。
ちなみにオルトコルテックスの方が水を吸いやすくて膨らみますので、この場合なら、髪の毛はCの向きにカールします。
根本原因② 毛根の形状
くせ毛のもう一つの根本原因が「毛根の形状」です。
簡単にいうと、曲がった毛穴からはくせ毛が生えてくるということです。
髪の毛は毛根の中で作られますが、作られたばかりの髪の毛はシスチン結合が形成されておらず、まだグニグニと動く状態です。
これが頭皮に近づいていくにつれて空気に触れて酸化し、シスチン結合が形成されて固定化されます。
毛根が頭皮に対して曲がっていると、毛根内で髪の毛が曲がった状態のままシスチン結合が形成されて固まってしまうため、そのウェーブが保たれたまま生えてくるのです。
また、このように曲がった状態で髪が固定されるとコルテックスのバランスも不均一となります。
このようにして生えてきた髪の毛は内部構造レベルでカールする状態になっているため、縮毛矯正などで内部構造を変化させない限り根本改善は見込めません。
これはパーマをかける理論と似ています。パーマの仕組みは次の通りです。
- パーマ1剤の作用で髪内部のシスチン結合を一度切る(還元作用)
- ロッドにより髪がカールした状態をつくる
- ロッドをつけたままパーマ2剤の作用でシスチン結合を再結合する(酸化作用)
- これによってカールした形状のまま髪が固定化される
曲がった毛根の内部では、これと同じことが自然と起きていると考えることができます。
まさに「天然パーマ」という言葉の通りですね!
(2) そもそも本当にくせ毛? うねる髪の毛の4つのタイプ
それは遺伝、ヘアダメージ、エイジング、生活習慣や体調面など、さまざまな原因が考えられます。
髪の毛にカールが生まれる根本的な原因をミクロな視点で2つ解説しました。これを知っておくことでより深くくせ毛・うねりについて理解することができます。
そこで大切なのが、
- なぜ髪の毛の内部構造がアンバランスになってしまうの?
- なぜ毛根が曲がっているの?
ということです!
このように考えると、くせ毛やうねりの原因は4つのタイプが考えられます。
- 髪のダメージによるうねり・広がり
- エイジングによるうねり・広がり
- 生活習慣や体調面によるくせ毛
- 遺伝的なくせ毛
いくつかの原因が組み合わさって実際のクセ・うねりを生み出していることもあります
詳しく見ていきましょう。
タイプ① 髪のダメージによるうねり・広がり
髪のダメージによって本来直毛の髪がうねったり、もともとくせ毛でもクセがひどくなる場合があります。 また、ダメージでパサつくことにより、広がってまとまらない髪質にもなります。
このような原因でうねっている髪は本来なら「くせ毛」とは言わないのですが、「ダメージがひどくなってくせ毛になった」と感じる人は多いようです。
このようなダメージによるくせ毛・うねりを引き起こすのは、髪内部のコルテックスがダメージを受けている場合です。
コルテックスがダメージを受けて髪から流出することにより、髪の内部のバランスが悪くなってうねりが発生します。
また、髪が本来持っている保水力が失われてパサつくため、広がってまとまりにくくもなります。
このように、髪がうねってしまう原因の一つに
ことが挙げられます。
タイプ② エイジングによるうねり・広がり
年齢を重ねると、お肌と同じように髪や頭皮もエイジング(老化)が徐々に始まってきます。 エイジングが進行すると、
- 白髪になる
- 髪が細くなる
- 髪にハリコシ・弾力がなくなる
- 根本が立ち上がらずペタッとしてしまう
- 髪がうねったり、くせが強くなったりする
- ツヤがなくなる
- 薄毛になる
と言った髪質の悩みに繋がります。
これは、エイジングによって髪や頭皮に次のような変化が生じるためです。
- 髪をつくる細胞の機能が低下し、正常な髪が作れなくなる
- 頭皮の血流が悪くなり、栄養が髪まで行き届きにくくなる
- 頭皮がたるんで、毛穴が引っ張られて曲がってしまう
細胞の機能低下が著しい場合が多いです
特にセルフカラーをずっと続けてきた方は頭皮への悪影響が積み重なり、エイジングにより
と言った原因から髪にうねりが生じます。
タイプ③ 生活習慣や体調面によるくせ毛
食事や睡眠といった生活習慣、あるいは妊娠や病気、ストレスなどによるホルモンバランスの乱れなどにより後天的にくせ毛になることがあります。
例えば、食事の偏りによって髪の毛の成長に必要な栄養素が不足して、髪の毛が毛根内で正常に作られないために内部構造がアンバランスになってしまうことがあります。
また、睡眠不足やストレス、あるいは妊娠などによるホルモンバランスの変化などが原因で髪が正常に作られなくなったり、時には毛根が歪んでしまったりという場合もあるようです。
このように、生まれつきは直毛だったはずなのに、いつからかくせ毛になってしまったという場合、
など、生活習慣や体調面が原因でくせ毛となっている可能性が考えられます。
タイプ④ 遺伝的なくせ毛
「生まれつきくせ毛だった」という方も多くいらっしゃいますが、
という場合もあります。
毛根がもともと曲がっているためどうしても髪の毛が曲がった状態、内部構造がアンバランスな状態で髪が生えてきてしまい、くせ毛となってしまいます。
子供の頃なら成長の過程で頭皮の状態や毛根の形状が自然と変わることがありますが、大人になってしまうと基本的には毛根の形を変えることはできません。
子供の頃でも狙って変える方法は見つかっていません。また、大人も健康面などの要因で毛根の形が歪む可能性はあります。
ちなみに、生まれつきのくせ毛にもいくつかの種類があります。この後のコラムで紹介していますので、興味がある方はそちらも読んでみてください!
(コラムを飛ばしたい方はコチラをクリック)
2章ではくせ毛を原因別に4タイプに分けましたが、学問的な分け方だとくせ毛は次の4種類に分類されます。
- 波状毛
- 捻転毛(ねんてんもう)
- 縮毛
- 連珠毛(れんじゅもう)
図で表すと次のようになります。
それぞれの特徴を簡単にまとめます。
【波状毛】
大きなウェーブが出るくせ毛を波状毛と言います。立体的なねじれは見られず、平面的なカーブをしているのが特徴です。
日本人では最も一般的なくせ毛で、髪の柔らかい人で良く見られます。
4つの種類で最も扱いやすく、クセの強さによってはクセを活かしたヘアスタイルにすることも可能です。
【捻転毛(ねんてんもう)】
スパイラル状にねじれたうねりを持つくせ毛を捻転毛と言います。 細かいスパイラルなため良く見ないと一見直毛のようですが、髪のツヤがなく広がりやすい特徴があります。
【縮毛】
髪の太さが不均一で表面に凹凸があり、縮れているのが縮毛です。 手で触るとザラザラしていて、硬い髪質の場合が多いです。
芸能人で言うならEXILEグループの関口メンディーさんが典型的な縮毛です。日本人ではあまり多くはないくせ毛で、黒人の方に良く見られます。
【連珠毛(れんじゅもう)】
連珠毛は一本の髪の毛の中に膨らんだ部分と細くなった部分が交互に現れ、ボコボコとしていてまるで数珠をつなげたようになっている特殊なくせ毛です。
連珠毛は遺伝子に原因を持つ毛髪疾患の一つとされ、原因は明らかになっていません。
多くの場合、連珠毛は子供の髪に見られ、成長して思春期ごろになると自然と治ります。
(コラム終)
3. 【タイプ別】くせ毛の改善方法 | 自分にあった髪質改善の方法を見極めよう!
2章ではくせ毛・うねりを原因によって4タイプに分類しました。
原因がわかれば、それに応じた適切な対処法が見えてきます。この章ではくせ毛の髪質改善方法をタイプ別に解説していきます。
【タイプ①】髪のダメージによるうねり・広がり | ホームケアとサロンケアでダメージケア
髪のダメージが原因のくせ毛・うねり・広がりの場合、
とサロンケア・ホームケア両面からのアプローチが最適です。
うねりが気になるほどまでにダメージが進行してしまうと、ホームケアだけでは補修・改善が難しいです。やはり美容室へ行ってプロに適切なカットやトリートメント施術などを受けるのが望ましいでしょう。
しかし、サロンケアだけでも綺麗な状態は長く続きません。普段の正しいヘアケアで、美容室で作った綺麗な状態を保っていくこともまた大切です。
サロンケア後、日々のホームケアまでしっかりできていれば前回施術の効果が持続しているまま次回の来店を迎えられます。そこで再びサロンケアを重ねることでダメージの修復が加速度的に進みます。
このように、ダメージがひどくなってしまった場合はサロンケアとホームケアの相乗効果でしっかりダメージ補修していきましょう。
ダメージが原因で髪がうねっている【タイプ①】の方に特におすすめな、ダメージをケアして髪質改善する方法は4章で解説していきます
【タイプ②】エイジングによるうねり・広がり | 自宅&サロンで継続的な髪と頭皮のエイジング対策
エイジングが原因のくせ毛・うねりの悩みを改善するには
という4点を意識してケアすることが大切です。
エイジングが原因でうねってしまう【タイプ②】の方に特におすすめな、エイジング対策をして髪質改善する方法は5章で解説していきます
【タイプ③】生活習慣や体調面によるくせ毛 | 生活習慣を整えて髪質改善
生活習慣や体調面が原因のくせ毛の場合、
というアプローチが有効です。
生活習慣や体調面が原因のくせ毛が考えられる【タイプ③】の方におすすめな、髪に良い生活習慣で髪質改善する方法は6章で解説していきます
【タイプ④】遺伝的なくせ毛は美容室で対策 | 縮毛矯正や髪質改善メニューでしっかり対策
遺伝的なくせ毛を髪質改善するには
など、美容室の施術によって髪の内部構造に変化を加えて根本改善する必要があります。
遺伝的なくせ毛である【タイプ④】の方におすすめな、サロン施術で根本的な髪質改善する方法は7章で解説していきます
以上、くせ毛のタイプ別に適切な髪質改善方法の概要・ポイントを解説してきました。
次の章から具体的な髪質改善の方法をしっかり解説していきます。 その前に、この章の内容をまとめておきましょう。
ダメージによるくせ毛
- 痛みが酷い部分はカット
- サロントリートメントで集中ケア
- シャンプー選びでダメージケア
- ダメージ予防の徹底
- シャンプー選びでエイジング対策
- ホームカラーをやめる
- ヘッドマッサージで頭皮環境改善
- 生活習慣を変える
- サロンケアで現状の髪を整える
生活習慣や体調面によるくせ毛
- 健康的な食事
- 十分な睡眠
- 適度な運動
- 冷えの防止
- ストレス対策
- サロンケアで現状の髪を整える
遺伝によるくせ毛
- 縮毛矯正で髪質改善
- 酸熱トリートメントやケラチントリートメントで髪質改善
- 当店オリジナルメニューで髪質改善
基本的には上のように髪質改善を行なっていきます。
冒頭でもお伝えしましたが、上記4タイプのうち、当てはまるのは必ずしもどれかひとつだけとは限りません。
複数のタイプに原因がまたがっている場合は多く見られますので、その場合は必要な対策を並行で行うと効果的です。
例えば、エイジングが進行していてダメージも酷い場合には、ダメージケアとエイジングケアを並行して行っていく必要があります。
それでは、以上を踏まえて実際の髪質改善の方法を解説していきましょう!!
(該当の部分までジャンプしたい方はこちらのリンクをご利用ください)
くせ毛の中でも一番気になるのは前髪のクセではないでしょうか?
前髪だけでも思った通りに綺麗に作れれば、例えくせ毛でもそれを活かしてかっこよくスタイリングすることもできますよね!
と言うわけで、くせ毛でも前髪を上手に作る方法を紹介いたします!
【1. ドライヤーでしっかりクセを抑えて乾かす】
くせ毛対策の基本はドライヤーです! ドライヤーの乾かし方を変えることで、クセを伸ばしてスタイリングすることができます。
方法は簡単です。
こうすることで前髪のクセが伸びた状態で髪を固定することができます。
髪は濡れている状態では内部の水素結合という結合が切れた状態になっており、乾いている状態より柔らかい性質があります。
髪が乾くと水素結合が再結合しますので、乾いたときの状態のまま固定されるのです。
また、うまくクセを伸ばすには
ようにするとより効果的です。
冷風を当てて温度を下げることでキューティクルが引き締まる作用があるため、よりしっかり固定されます。また、額に汗をかいて再び前髪が水分を含んでしまうのを防ぐ効果もあります。
注意点は、この方法ではあまり強いくせ毛は伸ばせないことです。
水素結合による固定力はさほど強くないため、元々のクセが強いとこの方法では真っ直ぐなまま固定することはできないのです。
【2. ブローでクセを伸ばす】
ドライヤーの使い方を一歩レベルアップしてみましょう。クセをよりしっかり伸ばしたいなら
ことが有効です。
美容室での仕上げの際、美容師さんがいつもやっているやつですね。
ブローの仕方については以下のようなYouTube動画を参考にして練習すると良いでしょう!
ブローを覚えることで、サロン帰りのような艶髪スタイリングが自宅でできますよ!
【3. ストレートアイロンで伸ばす】
くせ毛を伸ばす定番アイテムと言えばストレートアイロンですね!
前髪を綺麗に伸ばすなら、プレートサイズの小さなアイロンを使うとやりやすいです。
アイロンはクセを伸ばしてスタイリングしたいときには最も効果的なアイテムですが、使い方を間違うと髪に大きなダメージを与えてしまいます。
髪のダメージを最小限にストレートアイロンを使うポイントは次の通りです。
設定温度に関しては、必ずしも170℃が最適とは限りません。
温度が低すぎて一発で決まらないのでは意味がありませんが、低温でも一発でクセを伸ばせるなら温度が低いに越したことはありません。逆に170℃ではどうしても一発でクセが伸びないのならもう少し温度を上げてみても良いでしょう。
ネット上では「140℃以下の低温で行った方が良い」という情報もよく見かけますが、温度よりも「スピーディーなアイロンスルーをしても一発でクセが伸びる」ことの方が重要です。
髪質やアイロン技術に応じて温度は調整すると良いでしょう。
また、同じ箇所に何秒も当て続けてしまうと一度だけでも髪がタンパク変性(または熱変性とも言う)を起こして大ダメージを受けますので、絶対にやめましょう。
【4. スプレーで作った前髪をキープする】
ブローやストレートアイロンでしっかりクセを伸ばしたら、キープスプレーを使って固定しましょう!キープスプレーはある程度ホールド力の高いスプレーを使った方が良いでしょう。
スプレーを使っても髪がカチカチにならず、柔らかな印象を保つポイントは
ことです。
また、1箇所ずつ狙ってスプレーをかけ、できる限りはおでこなど余計なところにつかないように気をつけましょう。
(コラム終)
髪のダメージケアで髪質改善 | サロンケアで整える&ホームケアで綺麗を維持する
【タイプ①】のように、ヘアダメージにより髪がうねっている方の髪質改善のポイントは次の通りでした。
具体的に見ていきます。
(1) あまりに痛みが進行してしまった部分はカットする | ハイダメージはカットが最善
ダメージがあまりに進行して枝毛・切れ毛などが増えてしまった場合、その部分はカットしてしまうのが最善です。
髪を伸ばしたい人にとってはカットは避けたい選択肢かも知れませんが、それでもカットするのがおすすめです。なぜなら、
からです!
ハイダメージ部分をそのままにしておくと、シャンプーなどをする度にどんどんダメージが進行して、今はまだ健康な部分も痛み始めてしまいます。
そうなると切れ毛などにもつながってしまいますので、結局は早めにカットしてしまった方が早く、そして綺麗に髪を伸ばせるのです!
ダメージの進行を食い止めるために、ハイダメージ部分は早めにカットしてしまいましょう。
(2) サロントリートメントで集中ダメージケア | サロンケアで髪を整える
ダメージでうねる髪は表面だけでなく内部のコルテックスまで損傷を受けていますので、サロントリートメントでしっかりと補修してあげることがおすすめです。
美容室のトリートメントメニューの中でもおすすめなのは、次のような内部補修力の高いトリートメントです。
TOKIOトリートメントは商材名なのでサロンによる違いは小さいですが、酸熱トリートメントやケラチントリートメントはお店によって施術内容に違いがあります。
特に、酸成分により髪内部に新たな結合を作る作用を持つ酸熱トリートメントやケラチントリートメントはうねりを矯正する効果が高いので非常におすすめです。
これらのような高補修トリートメントで髪の内部バランスを整えましょう!
(3) 自宅でもシャンプー・トリートメントを変えてダメージ補修 | ホームケアはシャンプー選びが最重要
美容院でカットやトリートメントをしてもらい、綺麗になって終わりではありません。
サロンケアでダメージヘアを整えたら、それをホームケアで維持していくことが大切です。
なぜなら、サロントリートメントは髪のダメージを大幅に補修する効果がありますが、元の状態に戻せるわけではありません(次のコラムで詳説しています!)
そのため、サロントリートメントをしたところで日々のホームケアを疎かにしていると、またダメージが蓄積し始めサロントリートメントの持続性も短くなってしまうからです。
ホームケアの中でも最も重要なのが、シャンプー選びです。なぜなら、
とシャンプー選びで生まれる差が大きいからです。
くせ毛の髪質改善におすすめなシャンプー選び
シャンプー選びの1番のポイントは洗浄成分です。 洗浄成分はシャンプーの主成分であり、水と洗浄成分だけでシャンプーの成分配合量の90%近くを占めています。そのため、洗浄成分の違いがシャンプーの効果の違いに最も大きな影響を与えるのです!
髪に良い洗浄成分の代表は次の通りです。
系統 | 特徴 | 成分例 |
---|---|---|
アミノ酸系 |
|
|
タウリン系 |
|
|
PPT系 |
|
|
ベタイン系 |
|
|
上であげたアミノ酸系・タウリン系・PPT系・ベタイン系のシャンプーはどれもおすすめですが、くせ毛の方に特におすすめなのはお勧めはPPT系のシャンプーです。
PPT系シャンプーは髪の補修力が非常に高く、トリートメントやコンディショナー不要の商品もあるほどです。
高い補修力でダメージを受けた髪の内部を補修し、バランスを整えてくれるため、ダメージによるうねりの改善が見込めます。
また、タウリン系もバランスが良くておすすめです。
シャンプー選びについてもっと詳しくは以下の記事をご覧ください!
おすすめのシャンプー紹介は記事の後半でいたしますので、合わせてぜひご覧ください!
「9. くせ毛の髪質改善に効果的なヘアケアアイテム」へジャンプする
くせ毛の髪質改善におすすめなトリートメント選び
トリートメント選びは基本的にシャンプーに合わせれば問題ありません。
多くの場合、シャンプーとトリートメントはセットで使うことを想定して製造されていますので、同じシリーズを使った方が相性が良いからです。
また、優れたシャンプーと同シリーズのトリートメントも効果が高いものが多いです。
おすすめのトリートメントもおすすめシャンプーと合わせて後ほど紹介致します。
「9. くせ毛の髪質改善に効果的なヘアケアアイテム」へジャンプする
(4) ダメージを予防する正しいヘアケア方法を覚えてダメージの進行を防ぐ | ダメージ補修よりダメージ予防が重要
ダメージを補修するだけでなく、新たなダメージを予防することも髪質改善には重要です。
髪は日々の生活の中で様々な要因によりダメージを受けています。
- シャンプー時や寝ている時などの摩擦による表面ダメージ
- 紫外線によるダメージ
- ドライヤーやアイロンによる熱ダメージ
- パーマやカラーによるケミカルダメージ
これらのダメージをできる限り軽減することが美髪を維持するためにはとても重要です。
具体的な方法については8章で解説していますので、そちらをご覧ください!
サロントリートメントについてネットで調べていると、たびたび次のような意見を目にします。
髪は肌などと違って自己修復のできない死滅細胞。何をしても再生することはなく、トリートメントはただダメージで空いた穴に代わりのものを詰め込んでいるだけ。
どんなトリートメントをしようとも髪が回復することなんてあり得ず、一時的なごまかしに過ぎない。
サロントリートメントなんて1ヶ月もあれば全部落ちてしまうし、むしろ薬剤を使った余計な施術をすることでかえって髪に負担をかけている。
TOKIOとかハホニコとかオージュアとか関係なく、サロントリートメントはやらない方が髪には一番良い。
さて、実際のところはどうなのでしょうか?
確かに、髪は死滅細胞で元に戻すことはできません。
細かい違いを省き、トリートメントの作用を極端に表現するなら、ダメージで空いた穴に栄養を詰めているだけと言うこともできます。ある意味、一時的なごまかしと言えるでしょう。
また、トリートメントが髪に負担をかけていると言う事実についても、全くのデタラメではないでしょう。
確かに施術の中で薬剤を使用したり、薬剤がついた状態でコーミングしたりする中で、いくらかはダメージを与えてしまっている事実はあると認識しています。
しかしながら、だからと言ってサロントリートメントに意味がなく、やらない方が良いと言うのはあまりに極端な意見で、むしろ間違っていると断言できます。
この効果は正しいホームケアと併用することで、1ヶ月半以上引き伸ばすことが可能です。
もちろんですが、サロントリートメントの種類、施術した美容師の技術、元々のダメージの進行度などによってもちは変わります。
1ヶ月半も効果が持てば、次回来店まで綺麗なままいることができますので、次回来店時は前回効果が残った状態で再びトリートメント施術することができます。
このように繰り返し施術をしていくことで髪の補修を強固にしながら、綺麗な髪を伸ばしていくのです。
正しいヘアケア方法を覚えて髪の負担がなくなれば、新たに伸びてくる髪の毛は非常に綺麗なままでいることができます。
確かに、一度受けてしまったダメージを「回復」して元に戻すことはできないため、ハイダメージ毛の改善にはこのように長い目でみることが必要です。
しかし、バッサリと切り落とすことなしにハイダメージ毛を髪質改善していきたいと思うなら、サロントリートメントは非常に効果的な施術の一つだと言えるでしょう。
(コラム終)
5. エイジング対策で髪質改善 | 自宅&美容院で髪と頭皮を内部・外部の両面からケア
【タイプ②】のように、エイジングが原因で髪がうねっている方の髪質改善のポイントは次の通りでした。
具体的には、次のような方法で髪質改善していきます。
- エイジングケアに効果的なシャンプーを使う
- 自分でホームカラーはせず美容院で染めてもらう
- ヘッドマッサージで頭皮の血行を促進する
- 生活習慣を整えることも重要
- 美容院でヘッドスパやトリートメントなどをしてもらう
(1) エイジングケアに効果的なシャンプーを使う
【タイプ①】のダメージ対策で解説した通り、ホームケアの最重要ポイントはシャンプー選びです。
エイジング毛でお悩みなら、それに合わせたシャンプーを使うことが最適です。次のような特徴を持ったシャンプーを選びましょう。
洗浄成分を確かめ、低刺激・マイルドな洗浄力なシャンプーを選ぶのは大前提です。
エイジングの影響を受けた髪は内部の栄養が足りてなく、内部バランスが崩れているとともに細くなって弾力がない特徴があります。
したがって、シャンプー選びはこの点を改善するため「ケラチン」系の成分などを多く含んでいるものを選ぶと良いでしょう。洗浄成分までケラチン系だとベストです。
また、保湿成分や表面コーティングの成分が多すぎると髪が重くなってしまい、細くなったエイジング毛ではぺったりとして扱いにくくなる場合がありますので、そのようなしっとり系のシャンプーは避けましょう。
さらに、頭皮ケアも重視したいため、セラミドやヘマチン、植物由来オイルやフラーレンなどが含まれているものを選ぶと良いでしょう。
(2) 自分でホームカラーはせず美容院で染めてもらう
ホームカラーは髪のダメージの原因になりますが、何よりも怖いのは頭皮への刺激性です。
業務用・市販品問わず基本的にヘアカラー剤は頭皮へ刺激が強いです。
そのため、美容師はゼロテク(ゼロテクニック)という根本付近までしっかり染めつつ頭皮には薬がつかないような塗布技術を身につけています。
このような技術を駆使して正確なカラー剤塗布を行っているため、自分でカラーするのと美容室で行うカラーでは頭皮への刺激が全く違います。
その上、誰でも簡単に染められるようにと市販品のカラー剤は業務用のものよりも薬剤自体が強く作られているため、余計に髪と頭皮に負担がかかるのです。
そのため、ホームカラーを続けていると今生えている髪がダメージを受けるだけでなく、頭皮の細胞へのダメージが蓄積し、エイジングが加速度的に進みます。その結果、
といった症状につながるのです。
急ぎの場合など、どうしてものときにはドラッグストアで買えるホームカラーは便利ですが、基本的には美容室でプロに染めてもらうことを強くお勧めします。
詳しくは以下の記事をご覧ください!
(3) ヘッドマッサージで頭皮の血行を促進する
頭皮環境を改善する基本中の基本は、ヘッドマッサージを行うことです。ヘッドマッサージをすることで頭皮の凝りをほぐし、血流を促進することができます。
頭皮マッサージの具体的なやり方は8章で解説いたします。
(4) 生活習慣を整えることも重要
これは次の【タイプ③】の方で詳しく解説いたしますが、生活習慣は髪質に影響を与えます。
健康的な生活を送っていたとしても年齢を重ねるほどに髪は老化の影響を受けるのですから、エイジングが気になり始めたらより一層生活習慣は重要となります。
しっかり栄養をとり、規則正しいリズムでの生活を心がけましょう!
(5) 美容院でヘッドスパやトリートメントなどをしてもらう
エイジング対策の基本は日頃からの生活やホームケアですが、サロンケアも合わせていくことで
といったメリットが得られます。
エイジングによるくせ・うねりで尾悩みの場合、サロンケアとしては次のような対策が効果的です。
髪が細くなってハリコシ・弾力を失ってしまい、うねりも生じるようなエイジング毛に対しては、ケラチントリートメントが非常に有効です。
ケラチンにより髪の内部に栄養を補充し、酸成分で結合を増やして強固にすることで、うねりが改善するだけでなく髪のハリコシ・弾力を取り戻し、根本から立ち上がるフワッとした髪に髪質改善できます。
さらに、ヘッドスパメニューを併用することで頭皮環境を改善し、根本改善を促すことができます。
6. 生活習慣を整えて髪質改善! 髪に良い生活習慣を身につけよう
【タイプ③】のように、生活習慣や体調面による原因でくせ毛になっていると考えられる場合、次の対策法から自分に足りていないと思うことを実践すると良いでしょう。
(1) 健康的な食事をする
髪の毛も身体の一部ですので、食べたものの栄養によって作られています。
しかし髪は身体の中でも最も末端部分ですので、摂取する栄養が十分に足りていなければ髪まで栄養は回ってきません。
したがって、健康的な食事をしてしっかり栄養摂取することがまず重要です。
最初のコラムで解説した通り、髪は主に「ケラチン」というタンパク質でできています。また、ヨード、亜鉛、ビタミン類、コラーゲンなども健康な髪の生育には欠かせません。
髪に必要な栄養素とその役割、そしておすすめの食材を表でまとめます。
栄養素 | 役割 | 豊富に含む食材 |
---|---|---|
タンパク質 | 髪の主成分となる | 肉、魚、卵、大豆製品、乳製品、カキなど |
コラーゲン | 髪を保湿して艶やハリを与える | 納豆、レンコン、長芋など |
L-システイン | 髪のターンオーバーを促進する | 牛肉、羊肉、鮭、卵、大豆製品、オートミールなど |
ヨード(ヨウ素) | 髪の発育を促進する | 海藻類(昆布、わかめ、ひじきなど) |
亜鉛 | タンパク質合成に必要。髪に栄養を届ける | 牡蠣、玄米、レバー、牛肉、ごま、緑茶、カニ、イカ、貝類など |
ビタミンE,A,Cなど | 血行促進して抜け毛を防ぐ | 緑黄色野菜(にんじん、かぼちゃ、ほうれん草など)、果物類(レモン、オレンジ、いちごなど)、玄米、ごま、ナッツ類など |
ビタミンB | 新陳代謝を促進して頭皮環境をよくする | 豚肉、玄米、アーモンド、ピスタチオ、レバー、マグロ、ニンニクなど |
β-カロテン, リコピン | 抗酸化作用でエイジング対策 | 赤色の食材(トマト、にんじん、鮭、エビ、カニなど) |
上の表を見てわかる通り、米・肉・魚介類・乳製品・野菜・果物、さまざまな食材をバランスよく食べることが重要です。
また、不健康な食生活の代表例であるファストフードやインスタント食品、高カロリーな食事ばかりしていると髪に必要な栄養素が取れないばかりか皮脂の過剰分泌や血行不良などに繋がりますので、髪と頭皮にも悪影響です。
まずは食事から見直すことが本来の健康的な髪を取り戻すためには大切です。
(2) 十分な睡眠をとる
睡眠も食事と並んで健康的な生活には重要ですね! やはり睡眠不足は髪にも悪影響を与えます。
睡眠が不足すると
- 「成長ホルモン」が十分に分泌されない
- ホルモンバランスが乱れる
といった影響が生まれ、細胞が正常に働いて健康な髪を作ることができなくなります。
髪の生育に重要な成長ホルモンですが、分泌されるのは就寝後30分から1時間後と言われています。また、
ため、遅くとも0:00前には就寝しておくのが理想的です。
(3) 適度な運動をする
運動が直接髪に影響を与えるわけではありませんが、運動により血流が促進されたり、ホルモンバランスが整うことで髪にもメリットがあります。
結局は「食事・睡眠・運動」という基本的なことをしっかり継続することが大切なわけです。
散歩やジョギングなど、適度な運動を継続するようにしましょう。
あまりハードすぎる運動も体にとってストレスとなり、ホルモンバランスの乱れに繋がりますので注意しましょう!
(4) 冷えを防止する
冷え性も頭皮の血行を悪くしますので、健康的な髪が生えずエイジングが進行してしまう一因となります。
冷え性の大きな原因が間違ったダイエットなどによる筋肉量の減少です。 筋肉は熱を発するので、筋肉がなくなってしまうと体温を上げることができなくなってしまいます。
ダイエットをするのであれば、食事制限だけに頼るのではなく運動をきちんとして健康的な痩せ方を目指しましょう
冷え性には次のような対策が有効です
いくつか解説を加えておきます。
朝起きたら一杯の冷たい水を飲む
基本的に冷たい飲み物を飲むと体温の低下につながりますが、朝一番は冷たい水を飲むと体温上昇に効果的です。
朝はそもそも体温が低下した状態になっています。 ここで冷たい水を飲むと身体にスイッチが入り、体温を上昇させる働きが高まります。
体を温める食材を食べる・体を冷やす食材を食べすぎない
食材によって体温上昇や体温降下を促す効果を持っています。それぞれ次のようなものがあります。
体を温める食材 | 体を冷やす食材 |
---|---|
|
|
全体的に、果物や夏野菜は体を冷やす傾向があるので、冷え性に悩んでいる方は食べ過ぎに注意した方が良いでしょう。逆に根菜野菜の多くは体を温めてくれる傾向があるので、積極的にとるようにしましょう。
(5) ストレス対策する
ストレスは万病の元ですが、それは髪にも言えることです。ストレスによってホルモンバランスの乱れなど体調面に問題が生じれば、髪にもその影響が出てきます。
何かと忙しく、大変な現代の中でストレスを避けるのは難しいことではありますが、出来るだけストレスを溜め込まないように心がけましょう。
ストレスを溜めない一つの方法として、「休日こそアクティブに」を心がけてみたらいかがでしょうか?
「休みの日は家でゆっくりしたい…」 とも思うところではありますが、例えばいつまでも寝ていたり、起きてもダラダラとスマホを見てたりしていると思っている以上に身体はリフレッシュできていませんし、疲れも取れません。
コロナの影響もあり外出がなかなか難しいところではありますが、広い公園など自然豊かなところでリフレッシュしたり、少し運動してみたりすると思っている以上のストレス解消になります。
出来る範囲でアクティブに動いてストレスを溜め込まないようにしましょう!
(6) サロンケアで現状の悩みを改善する
(1)〜(5)は生活習慣やホルモンバランスを整え、根本改善を図るものでしたが、これは継続して初めて根本的に髪質改善ができてくるものであり、即効性は望めません。
こういう時はやはり美容院に頼るのがベストです。
髪の状態を見極めて状態にあったトリートメントなどで施術することで、くせ毛の悩みを改善することができます。
このようなタイプのくせ毛・うねりの場合、ケラチントリートメントや酸熱トリートメント、あるいはコスメストレートなどがおすすめです。クセが強かったり、髪が硬い場合は縮毛矯正をすべき場合もあります。
「食事の改善」も髪質改善のひとつの方法でしたが、それならサプリメントを飲むのはどうなのでしょうか?
結論から言うと、効果があります。
健康的な食事を摂るのが髪にも体にも一番ではありますが、足りない栄養素はサプリで補充してあげるとより効果的でしょう。例えば、食事から取りたい栄養素でもおすすめした
などは足りないようならサプリで補充すると効果的です。
また、次のような食事から取り入れにくい栄養素はサプリで補充するのがおすすめです。
サプリメントも有効活用して、効率的な栄養摂取を心がましょう。
(コラム終)
7. 美容室で髪質改善 | 髪質改善メニューや縮毛矯正で綺麗なストレートヘアへ
【タイプ①】〜【タイプ③】の髪質改善方法の中でもサロンケアの有用性はお伝えしてきた通りです。
プロである美容師が髪質や頭皮の状況を見極め、適切な処置をすることですぐに髪を綺麗な状態に整えることができ、その後の根本的改善もやりやすくなります。
特に、【タイプ④】の遺伝によるくせ毛の方は美容室でしっかりケアすることがおすすめです。
【タイプ④】の方は「天然パーマ」とも言われる通り、髪の内部構造がカールするようにできてしまっています。
そのため、縮毛矯正や酸熱トリートメントなどで内部構造に変化を加え、髪のクセが抑えられるようにしてあげることが必要です。
(1) 縮毛矯正で髪質改善してくせ毛を治す
くせ毛をストレートにする最もポピュラーな方法が縮毛矯正です。 縮毛矯正はパーマと同じく酸化還元反応を利用して髪の構造を変えることでくせ毛を治します。
縮毛矯正の仕組み
縮毛矯正の仕組みを簡単に説明します。
- 縮毛矯正剤の1剤が持つ還元作用で髪内部のシスチン結合を一度切断する
- この状態でストレートアイロンにより髪をストレートにする
- このまま酸化作用を持つ2剤をつけてシスチン結合を再結合して固定する
仕組み自体はパーマとほぼ同じです。還元剤をつけてシスチン結合を一度切断した後、ロッドで巻いてカールの形状を作ってから酸化剤で固定するのがパーマ、逆にアイロンで伸ばしてストレートの形状で固定するのが縮毛矯正です。
縮毛矯正のメリット・デメリット
縮毛矯正のメリットとデメリットを表でまとめます。
メリット | デメリット |
---|---|
・効果が半永久的に持続する・強いくせもしっかり伸ばせる | ・髪のダメージが大きい・元々ダメージが強い髪には施術できない・施術に時間がかかる・料金が高い |
縮毛矯正の一番のメリットは効果が半永久的に持続することです。一度縮毛矯正をかけた部分はストレートヘアの内部構造に変わっているため、もううねることはありません。
ただし、新たに生えてくる髪までストレートになるわけではありません。
また、強いクセでもしっかり伸ばしてストレートに出来ることも大きなメリットです。
逆にデメリットは髪のダメージが大きいことです。
縮毛矯正はアルカリや還元剤を使用するため、髪のケミカルダメージが大きいです。また、アルカリと還元剤で髪が非常に柔らかくなったところで高音のアイロンを使用するため、熱ダメージや表面の摩擦ダメージも無視できません。
縮毛矯正が向いている人
くせ毛の髪質改善に縮毛矯正がオススメなのは次のような人です。
髪が細い方、クセが弱い方は縮毛矯正よりもダメージレスな酸熱トリートメントやコスメストレートなどでもくせ毛改善ができますので、そちらの方がオススメです。
クセが強い方など、縮毛矯正を希望する場合は美容室選びに気を付けるようにしましょう。
縮毛矯正はアイロンワークの技術ひとつでダメージが大きく変わります。縮毛矯正を希望の際は、美容室選びに気をつけ、腕の良い美容師さんにやってもらいましょう。
(2) 酸熱トリートメントやケラチントリートメントで髪質改善してくせ毛を治す
グリオキシル酸などを使用したいわゆる「酸熱トリートメント」は髪の内部に結合を作って髪をしっかりさせ、くせを伸ばす力があり、しかもダメージ補修の効果も高いので髪質改善にはうってつけです。
また、髪の主成分であるケラチンを使用したトリートメントは「ケラチントリートメント」と呼ばれることが多いですが、最近のケラチントリートメントの多くはグリオキシル酸などの酸成分も配合しているため、酸熱トリートメントと同様の効果を示します。
酸熱系トリートメントの仕組み
酸熱系トリートメントに含まれるグリオキシル酸などの酸成分は、ただ酸性を示すのではなく髪内部に「イミノ結合」(または「イミン結合」とも言う)という結合を作ります。
ダメージを受けた髪は内部物質が流出し、髪内部のシスチン結合が減った状態となっています。 そのシスチン結合の代わりにイミン結合結合を増やすことで髪を強固にして、髪のハリ・コシ・弾力を高めます。
また、酸成分がイミン結合を作るには熱が必要なので、これらのトリートメントはアイロン工程を挟みます。この際に髪がストレートになり、その状態でイミン結合が生成されますので、髪のクセが伸びた状態で固定されます。
しかも髪表面のキューティクルは酸性になると引き締まる性質(収斂(しゅうれん)と言います)を持っているので、表面のツヤや手触りも改善します。
酸熱系トリートメントのメリット・デメリット
酸熱系トリートメントのメリットとデメリットを表でまとめます。
メリット | デメリット |
---|---|
・髪の内部補修力が高い・トリートメント効果の持続力が高い・繰り返すと持続性がさらに高まる・ダメージレスにクセ・うねりを改善できる・ハイダメージ毛にも施術可能 | ・髪が太い人や硬い人は効果を感じにくい・匂い残りが1週間程度続く・カラーや縮毛矯正などと相性が悪い・染めているヘアカラーが落ちてしまう・料金が高い |
解説し始めると長くなってしまうため、詳しくは以下の記事をご覧ください!
酸熱系トリートメントが向いている人
酸熱系のトリートメントは上記の通り髪質改善に持ってこいな多くのメリットを持っている一方で、気になるデメリットもあります。
メリット・デメリットを考えると、向いているのは次のような方でしょう。
簡単に言えば、「くせ毛・うねり」と「ハリコシ・弾力のなさ」の両方にお悩みの方におすすめだと言えますね!
(3)IDEALで髪質改善! 世界最高のケラチンを使ったオリジナルトリートメント
酸熱トリートメントの用意もありますし、髪質やご希望に合わせて縮毛矯正を行うこともありますが、多くの場合はオリジナルのトリートメントメニュー「天使の髪質改善ヘアエステ」を提案しています。
当店の一押しの髪質改善メニュー「天使の髪質改善ヘアエステ」は、日本ではほとんど取り扱っている美容室が存在しないイギリスで開発された世界一のケラチン原料を使用しています。
さらにお客様の髪質に合わせた配合でオーダーメイドのトリートメントをつくり、あなたの髪質を改善するためのあなただけのトリートメントを作って施術しています。
髪質やご希望に合わせて
に変更することも可能です。
また、当店はTOKIOトリートメントのメーカー認定テクニカルサロンですので、予算や髪のダメージ状況などに合わせてTOKIOトリートメントを使ったメニューをお選びいただくことも可能です。
くせ毛・うねりの気になる方には
がおすすめです。
天使の髪質改善ヘアエステには劣りますが、こちらも非常に高い効果がありますのでオススメなメニューです!
今なら限定でオリジナルシャンプーのプレゼントもやってますので、ご予約はお早めにどうぞ!
美容室選びをするときは、
のがオススメです! 得意な施術はお店の売りとして発信しているものですので、お店のInstagramやブログを確認してみると良いでしょう。
特に縮毛矯正や酸熱トリートメント、ケラチントリートメントなど髪質改善のメニューは高い知識と技術力が求められますので、しっかりリサーチして美容室選びをするようにしましょう!
(コラム終)
8. 綺麗を維持するヘアケア方法 | ダメージを予防するヘアケア方法7選
美容院でくせ毛の髪質改善をして美髪を手に入れても、それで満足して終わりにしたらいけません!
何度も言っている通り、根底から髪質改善して綺麗で健康的な美髪を手にしたいのなら、日頃のデイリーケアこそが重要です。
日々のヘアケアで大切なのは、
です!
「傷んできたから髪を補修する」という考え方ではなく、「日々痛まないように気を付ける」ためのヘアケアにシフトしていきましょう!
ダメージ予防のために意識したいヘアケアポイントを9つ紹介します。
ヘアケアポイント | 重要度 |
---|---|
アウトバストリートメントで紫外線や摩擦のダメージを軽減する | ★★★★☆ |
ブラッシングで髪と頭皮を綺麗に保つ | ★★★☆☆ |
シャンプーの質を上げる | ★★★★★ |
正しい方法でシャンプーする | ★★★★☆ |
髪を濡れたままにしないですぐ乾かす | ★★★★☆ |
ドライヤー・アイロン・コテは正しく使用する | ★★★★★★★★★★ |
頭皮マッサージをする | ★★★☆☆ |
ヘアカラーは美容室で行いセルフカラーは極力やらない | ★★★★★★★★★★ |
余計なことはしない | ★★★☆☆ |
(1) アウトバストリートメントで紫外線や摩擦、熱のダメージを軽減する
アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)を使うことで、紫外線や摩擦、熱による髪のダメージを防ぐことができます。
紫外線が髪に与える影響と洗い流さないトリートメント
髪は体の中で最も太陽光を浴びている場所であり、顔の数倍もの紫外線に日々晒されています。
紫外線によってキューティクルは固く変質し、めくれ上がってしまいます。 こうなると髪はゴワつき手触りが悪くなるばかりか、内部を保護する作用も薄れてしまいます。
それだけでなく、紫外線は透過する作用を持っているので髪の内部や頭皮にまでダメージを与えます。
紫外線は髪内部のコルテックス細胞やメラニン色素にダメージを与え、分解する作用を持っています。内部ダメージが進むと髪の保水力が低下し、パサつき広がる髪質になり、うねりの原因にもなります。
また、紫外線ダメージを受けた頭皮の細胞はエイジングが進み、正常な髪を作り出す能力が低下していきます。
このように紫外線はお肌だけでなく髪や頭皮への影響も無視できないので、髪のUV対策も必要なのです!
洗い流さないトリートメントは紫外線によるダメージを軽減する効果を持っています。 また、商品によっては「SPF」や「PA」で高い数値を示すUV対策効果の高いものもあります。
SPFやPAの認定を受けているものを選んだり、フラーレンなど紫外線対策効果の高い成分を含む商品を選ぶと良いでしょう!
熱ダメージと洗い流さないトリートメント
ドライヤーやアイロンなどの熱を使う器具を使用する際は、髪の熱ダメージに気を付ける必要があります。
「【コラム】くせ毛で前髪がうまく作れない時の対処法」で解説した通り熱のダメージは怖く、髪に深刻なダメージを与えてしまいますので、器具の正しい使い方を身につけるだけでなく、できるダメージ予防はしておくべきでしょう。
洗い流さないトリートメントは熱ダメージを防ぐにも有効ですので、ドライヤーやアイロンを使う前につけておくと良いでしょう。
摩擦ダメージと洗い流さないトリートメント
洗い流さないトリートメントは紫外線だけでなく摩擦ダメージを防止する効果も持っています。
洗い流さないトリートメントをつけておくことで髪表面のコンディションが整って滑らかになり、摩擦が軽減します。 そのため、キューティクルのダメージが軽減するのです!
髪が摩擦によるダメージを受けやすいのは次のようなタイミングです。
シャンプー中やタオルドライのとき以外のタイミングについては洗い流さないトリートメントでダメージを防止・軽減することが可能です。
そのため、洗い流さないトリートメントをつける最適なタイミングは
の2回が最適です。
(2) ブラッシングで髪と頭皮を綺麗に保つ
ブラッシングは髪と頭皮を綺麗に保つために有効です。
ブラッシングには次のようなメリットがあります。
ただしブラッシングはやればやるほど良いというものではなく、やりすぎはかえってダメージにつながってしまいます。
ブラッシングの頻度とタイミング
ブラッシングは1日2〜3回、次のようなタイミングで行うのが適切でしょう。
特にシャンプー前はおすすめですので、できるだけやるようにしましょう!
ブラッシングの正しいやり方
ブラッシングは髪と頭皮に良い習慣ですが、やり方が間違っていると逆効果ですので正しいやり方を身に付けましょう。
- 髪が乾いた状態で行う
- ブラシを入れる向きは上から下(根本から毛先)
- 根本からブラッシングせず、毛先側から根元側へ少しずつ段階的にとかしていく
- 毛先のもつれは十分注意して丁寧にほぐす
長い髪を一度に梳かそうとすると引っかかってしまいますので、段階的に少しずつブラッシングしましょう。
;
毛先側・中間・根元側などと2〜3段階ほどに分け、毛先側から順番にブラッシングします。 ブラシは上から下へとけ流れに沿って動かします。
毛先にもつれ・絡まりやパサつきなどのダメージがある場合、特に丁寧にブラッシングしましょう。 もつれを無理にほどこうとするとダメージにつながります。
正しいブラッシングの仕方を身につけましょう。
(3) シャンプーの質を上げる
自宅でできる何よりのホームケアはシャンプーですので、自分の髪質や頭皮に合わせた品質の良いシャンプーを使うことがダメージ予防にも最適です。
前述の通り、良いシャンプーは髪を補修できますので、1日の中で受けたダメージを毎晩のバスタイムできちんと補修することが美髪を維持するコツです。
シャンプー選びについては以下の記事で徹底解説しています。
(4) 正しい方法でシャンプーする
シャンプーは「髪を洗うもの」だと思っていないでしょうか?
確かに髪も洗うのですが、
です!
そもそも、髪の汚れはシャンプー前のブラッシングと予洗い(シャワーで髪を流すこと)だけでほとんど落ちてしまいます。
それなのに髪をゴシゴシ擦ると無駄なダメージになってしまいますので、シャンプーをする際は頭皮を洗うことを意識し髪は優しく洗うようにしましょう!
正しいシャンプーの仕方は次の通りです。
- お風呂に入る前に髪をブラッシングしておく
- 1分以上、頭皮まで十分にお湯で洗い流す(予洗い)
- シャンプーを手のひらにとり、きちんと泡立てる
- 下から上にかきあげるように、指の腹で頭皮をしっかり洗う
- 立てた泡で包み込むように、髪の中間から毛先を優しく洗う
- シャンプーが髪や頭皮に残らないようにしっかりとすすぐ
- トリートメントやコンディショナーは髪の中間〜毛先につける(頭皮にはつけないようにする)
- トリートメントの種類によっては3〜5分程度少し置いてからしっかり洗い流す(時間の置き過ぎにも注意)
以下のYouTube動画もわかりやすいので参考にしてみてください!
(5) 髪を濡れたままにしないですぐ乾かす
お風呂に入った後は、髪が濡れたままにせずすぐに乾かすことが大切です。
濡れた状態の髪は次のような状態になります。
- 髪内部のタンパク質同士をつないでいる水素結合という結合が切れて柔らかくなる
- キューティクルが開いてめくれやすくなり、内部保護力も弱まる
つまりは、髪がデリケートで傷みやすい状態だということです。
また、髪が自然乾燥するときに水分が奪われてしまい、髪や頭皮がパサつく原因にもなってしまいます。
このように、髪を乾かさないままでいると髪にも頭皮にもよくないため、できるだけ早めに乾かすことが大切です。
特に、濡れたまま寝てしまうと髪と頭皮に非常によくありません。 濡れたまま寝てしまうと髪は枕と頭に挟まれて強い摩擦のダメージを受けてしまいますし、頭皮も群れて雑菌が繁殖してしまいます。
より詳しくは以下の記事をご覧ください!
(6) ドライヤー・アイロン・コテは正しく使用する
前述の通り熱は髪に大きなダメージを与える可能性がありますので、ドライヤーやアイロン、コテは適切に使う必要があります。
ドライヤーの使い方
ドライヤーの正しい使い方やコツを解説していきましょう。
- 基本的に内側・根本を先に乾かす
- 乾きにくいえりあし根本と耳の裏から乾かしていく
- ドライヤーの風は根本側から毛先側に向かって当てる
- 反対の手で手ぐしをしながら乾かす
- 同じ箇所に温風を当て続けず、ドライヤーを軽く振りながらドライする
- 9割程度乾燥したら最後は冷風にして髪の温度を下げる
いちばん重要なのは、ドライヤーを軽く振りながら乾かし、同じ部分に温風を当て続けないことです。
ドライヤーを当て続けてしまうとその部分が高温になり、熱でダメージを受けてしまいます。
反対の手で手ぐしをしながら乾かすことで、手で温度や渇き具合を感じとれますので、髪が高温になったりオーバードライになったりすることを防ぐことができます。
また、最後に冷風を使うことでキューティクルが引き締まり、ツヤが生まれるのでおすすめです。
ストレートアイロン・コテの使い方
ストレートアイロンやコテの使い方・コツは次の通りです。
- 使用前にオイルなどのアウトバストリートメントをつけておく
- 必ず完全ドライしてから使う
- 髪を一度に分厚くとらず、少しずつアイロンがけをする(ピンなどで留めながらやるとGood)
- 反対の手で軽くテンションをかけながら行う
- 設定温度は170度が目安
- アイロンのスルーはスピーディーに行い、絶対に同じ箇所に2秒以上当てたままにしない
- 極力同じ箇所に2回アイロンを通さないようにする(一発で決めていく)
「軽くテンションをかけながら」という項目はコテの場合は該当しないので、ストレートアイロンの場合のみです。
上のポイントの中でも特に、「完全ドライしてからアイロンがけをする」「同じ場所に2秒以上当て続けない」は絶対に守ってください!
これらのことをやってしまうと髪が「熱変性(タンパク変性)」というものを起こしてしまい、修復できない大ダメージを受けてしまいます。
十分に注意しましょう。
アイロン・コテの具体的な使用方法・スタイリング方法は以下の記事で詳しく解説しています。
(7) 頭皮マッサージをする
頭皮マッサージの効果・メリットは5章で解説しました。簡単にポイントだけまとめておきましょう。
頭皮環境は健康的な髪が生えてくるベースですので、意識的に整えることが大切です。
頭皮マッサージのタイミング
頭皮マッサージはバスタイムまたはお風呂上がりに行うのがおすすめです。体が温まり、ほぐしやすいからです。
バスタイム中に行うなら、湯船に漬かりながらゆっくり行うと気持ち良いですね!
また、トリートメントの種類によっては頭皮ケアにもなるタイプ(クレイタイプなどに多いです)もありますので、そのようなトリートメントをお使いならトリートメントをしながらヘッドマッサージをするのがオススメです。
頭皮マッサージのやり方
頭皮マッサージの具体的なやり方も動画で見るのがわかりやすいですね。こちらの動画がオススメです。
毎日2〜3分でも十分ですので、継続することが大切です。
(8) ヘアカラーは美容室で行いセルフカラーは極力やらない
ホームカラーの怖さ、頭皮への刺激性については5章で詳しく解説しました。ポイントだけまとめておきます。
5章では以上の通り、頭皮ダメージとエイジングに注目した解説をしましたので、こちらでは髪のダメージにも注目してみましょう。
ここでも一番の違いは塗布技術の差となります。
2つのポイントからダメージに大きな差が生まれます。
リタッチ技術
リタッチとは髪の根元付近だけを染める技術のことで、リタッチを使うことで新たに伸びた部分だけを染めることができます。
カラー剤を使えば確実に髪の内部はケミカルダメージを受けますので、新たに伸びた部分だけを染めることでダメージの蓄積を抑えることができます。
また、この技術を応用すれば、根元は通常のカラー剤を使用しつつ、一度染めたことがある中間〜毛先部分はアルカリ剤や酸化剤を抑えた低刺激のカラー剤を使って色味だけ補充することも可能です。
そのような低刺激のカラー剤はメラニン色素を破壊できないので一度も染めていない黒髪部分には使えません。また、髪色を明るくする力はないので同じ色で染める場合か暗くしたい場合のみ使用できます。
このように、美容師はリタッチ技術を駆使することで髪のダメージが蓄積しないようにカラー施術を行うことができるのです。
キューティクルの表面ダメージ
カラー剤によるダメージはケミカルダメージだけではありません。
ヘアカラー剤は強いアルカリを含んでいますので、染めている最中はキューティクルが開き、髪が柔らかくなった状態となっています。
このような状態でコーミングしたり、ハケで薬剤を塗ったりしますので、キューティクルがめくれたり剥がれたりといった表面ダメージも実は大きいのです!
これもセルフカラーとサロンカラーで髪のダメージが違う大きな理由の一つです。美容師は毎日何人、何十人ものお客様の髪をカラーしますので、少ないタッチ数できちんとカラー剤を塗布する技術を極めています。
極力タッチ数を減らし、無駄のない施術をすることでキューティクルが受けるダメージを軽減することができます。
また、セルフカラーの場合はバック側など塗りにくいため、場所によって毛流れに逆らった塗り方をしてしまっている人もいますが、これもキューティクルのダメージを増やしてしまいます。
このように塗布技術の差が大きなダメージの違いを生んでいるのです。
そして前述の通り、薬剤自体も市販品の方が強いため、ホームカラーは髪にもダメージが大きいのです!
頭皮環境の面から見ても、髪へのダメージから見ても、正直に言いましてホームカラーは
です。あとあとダメージ補修や髪質改善、育毛などで悩んで高いお金を払うより、早い段階から美容師さんにお願いして安全なヘアカラーをすることがいつまでも美髪でいる大きな秘訣なのです。
(9) 余計なことはしない
ここまでセルフで意識したい8つのヘアケアポイントを解説しましたが、最後の9つ目は「余計なことはしない」ということです。
上記8つで紹介したことも、ほとんどがすごく基本的なことであったと思います。
- 正しくシャンプーする
- 髪をすぐ乾かす
- ドライヤーやアイロンは正しく使う
この辺りは「基本を正しく行いましょう」という話ですし、
- 洗い流さないトリートメントを使う
- シャンプーの質を上げる
- ヘアカラーは美容室で行う
などもシンプルな話です。新たに行うべきことと言ったらシャンプー前のブラッシングとヘッドマッサージくらいなのではないでしょうか?
そして、最後に強調したいのが、ホームケアはこれで十分ということです!
「自宅で行う週1回の集中ケアトリートメント」など色々なヘアケアがありますが、正直そこまでする必要はあまりないと思います。
シンプルに上記8つのポイントだけをしっかり行い、余計な手間をかけすぎないことがかえって良かったりもします。
また、製品の使用方法を守らないこともやめた方が良いです。
商品に「3分〜5分置いて流します」と書いてあるのに「長く置くほど効果があるだろう」と判断して10分放置してみたり、セルフカラーも同様に良く染まりそうと長く置いたり加温したりしてはいないでしょうか?
このようなことはあまり効果がないどころかマイナスに働くことが多いので、絶対にやめましょう。
9. くせ毛の髪質改善に効果的なヘアケアアイテム | プロおすすめのヘアケア商品
前章では美髪を維持するためのヘアケア方法について徹底解説しました。この章ではその効果を高めるオススメのプロ厳選ヘアケアアイテムを紹介していきましょう!
(1) シャンプー・トリートメント
シャンプー選びについては8章で解説しました。洗浄力の強すぎるシャンプーはダメージを進行させてしまうため、アミノ酸系などのマイルドで補修力もある洗浄成分を使用しているシャンプーがおすすめです。
当店IDEALでは、TOKIOトリートメントが展開するホームケアシリーズ『TOKIO IEシリーズ』のシャンプー・トリートメントをオススメしています
TOKIO IEシリーズの何よりの特徴は、世界初の「自宅でできるシステムトリートメント」として開発されていることです!
同シリーズのシャンプーとトリートメントを併用することで、サロンのTOKIOトリートメントと同じ特許技術「インカラミ反応」によって髪のダメージをしっかり補修することができます。
TOKIO IEシリーズは「プラチナム」「プレミアム」「ヘッドスパ」の3種類のラインナップがありますので、髪質やお悩み・仕上がりの希望に合わせて使い分けることができます。
3種類の特徴を簡単にまとめます。
なお、TOKIO IEシリーズはサロン専売品であり、Amazonや楽天などで正規品は購入できません。偽物も出回っていますし、たまに横流し品の本物が出ていても値段が高いので、きちんと正規ルートで購入するようにしましょう! お得な正規品の購入方法は以下の記事で解説しています!
(2) ヘアオイルやアウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)
日々の生活の中で髪をダメージから守るのに重要なアウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)ですが、ここ最近はオイルタイプが特に人気です。
オススメ商品はいろいろありますが、今回はその中から2種類ほど紹介しましょう。
オススメ① Dr.Jr. – TOKIO IE アウトカラミ プラチナムオイルトリートメント
先ほど紹介したシャンプー・トリートメントと同じ「TOKIO IE」シリーズのオイルトリートメントです。
ベタつかずさらっとした質感であり、軽やかに仕上がるので誰でも使いやすいアウトバストリートメントです。
シャンプー・トリートメントは髪の内部補修を重視した「インカラミ反応」が特徴でしたが、こちらは髪の表面をケア・保護する「アウトカラミ効果」が特徴です。
TOKIO IE インカラミシリーズのシャンプー・トリートメントやサロンのTOKIOトリートメントと併用した場合、インカラミ反応で髪に補充したケラチンが流出するのを防ぎ、トリートメント効果の持続力を向上させてくれます。
サロンで集中的にインカラミ、自宅でもバスタイムに日々インカラミ。アウトカラミで流出を防いで、次の来店へ
この流れを作れると髪のダメージ対策としてはバッチリですので、非常にオススメです!
オススメ② ナプラ – ケアテクトHB クオルター
「エヌドット」シリーズで有名なナプラ社が発売するミストタイプのアウトバストリートメントです。 使用感も成分的にも非常に優秀、美容師から見ても非常にオススメな商品です。
ケアテクトHBクオルターは髪にとって必要で効果の高い成分をシンプルに配合した製品で、カラーやパーマなどのサロンメニューの前処理剤や後処理剤などとしても使用できます。配合されている成分は例えば次のようなものがあります。
- 天然保湿成分(NMF) | ココイルアルギニンエチルPCAやアミノ酸誘導体など、皮膚が元々備えている天然の保湿成分
- ナノ化CMC | キューティクル内に存在するCMCと呼ばれる構造の構成成分(セラミド・18MEA・コレステロールなど)をナノ化したもの
- 18MEA誘導体 | キューティクル表面に存在して髪に美しい艶と滑らかさを与える成分。成分表ではイソアルキルアミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェートまたは9オタニウム-33と表示
- リピジュア | ヒアルロン酸の2倍もの保湿力を持った保湿成分。成分表ではポリクオタニウム-61、ポリクオタニウム-64などと表示
どれもサロントリートメントでメインとして配合されているような優秀な成分です。
確かにシリコンなどのように即効性を感じるような成分ではないのでつけてすぐには効果を感じにくいところもあるのですが、長期的な使用で確実に髪を良くしてくれる、本当の意味で洗い流さない「トリートメント」だと言える製品です!
ミストタイプで使いやすく、つけるだけで髪をしっとりとまとめてくれます。スタイリング前にもオススメです。
この商品自体は爽やかな青りんご系の香りですが、匂いは残らないので香り付けとしては使用できません。
このクオルターはドライ前につけて髪をしっかり保湿し状態を整え、ドライ後は別のオイルトリートメントやスタイリング剤などでセットするのがおすすめの使い方です。
髪の根本改善を加速したい方におすすめです。
もっとおすすめのアウトバストリートメントを知りたい方は以下の記事をご覧ください!
(3) ドライヤー
最近のドライヤーは非常に進化しており、ただ髪を乾かすだけでなく量子力学の理論を使って髪の内部構造を整える次元にまで到達しています。
そんな常識を覆す発明が今では高級ドライヤーの代名詞とも言えるリュミエリーナ社の『ヘアビューザー』とその後継モデル『レプロナイザー』です!
ヘアビューザーレプロナイザーシリーズはリュミエリーナ社の「バイオプログラミング®︎」という特殊な独自技術を使ったドライヤーです。バイオプログラミング技術の詳細は公式サイトでも明かされていないのですが、髪内部に存在する「水和水」の構造を変えることにその秘密があるようです。
通常なら髪にドライヤーを当てると水分が蒸発し、髪のケラチンも高温になるため髪は多少のダメージがあります。
しかしバイオプログラミング技術を使ったヘアビューザー・レプロナイザーは髪内部の水和水と呼ばれる細胞分子の中に取り込まれた水分子に働きかけ、その構造を変化させる事でケラチンが高温化するのを防ぎます。
それどころかこの構造変化で髪にとって理想的な形に近い水分分布に近づくので、髪がダメージを受けるどころか艶々になり、くせ・うねりは抑えられます。
これがリュミエリーナ社のバイオプログラミング技術の本質だと思われます。
ドライヤーをかけるだけでこれだけの効果を得られるとは、にわかには信じられない話に思えますが、以下の公式実験検証では美容業界の常識を覆す実験結果が実際に出ているようです。
なんと、ドライヤーの温風を2時間当て続けるという実験で、普通に考えたら過乾燥と高温になりすぎで髪がかなり痛むと考えられるところですが、それどころか艶が増し、滑らかさも水分量も増加する結果となっています。
これだけの髪質改善効果を得られるドライヤーは他にありませんので、このレプロナイザーシリーズは高額ではありますがくせ毛やダメージにお悩みの方には非常におすすめです!
現在の最新モデルは『レプロナイザー 4D Plus』ですが、2020年12月にさらに進化した最新モデル『レプロナイザー 7D Plus』の発売が決定しています。
髪質改善を本気で考えるなら間違いのない商品ですが、問題はその値段です。4Dモデルが税込57.200円、発売予定の7Dモデルだと税込79,200円と非常に高額です。
昔のモデルの『レプロナイザー3D Plus』でも十分に効果は望めますので、こちらならもう少し買いやすく税込46,200円です。
どちらにせよ高いことは確かですが、検討してみると良いでしょう。
(4) ストレートアイロン・コテ
こちらも本気でおすすめしたい商品はドライヤーと同じくリュミエリーナ社の『ヘアビューロン』シリーズです。
特におすすめは最新モデルのストレートアイロン『ヘアビューロン 4D Plus STRAIGHT』とコテ『ヘアビューロン 4D Plus CURL』です
先ほどのドライヤー『レプロナイザー』と同様に「バイオプログラミング®︎」の独自技術を利用しており、普通では考えられませんが、アイロンをかけるほどに髪質が改善します。
ヘアビューロンの仕組みを解説する前に、通常のヘアアイロンの仕組みを解説します。
通常のアイロンはケラチンをガラス化することによってストレートやカールのクセをつけています。
熱によって髪の表面温度を110〜140℃くらいまで高めるとケラチンのガラス転移温度というものに達して、ケラチンが柔らかくなり動くようになります。
この状態で形を作り、温度が下がるとその状態のまま固定化されるため、この原理を利用してスタイリングしているのです。
このような仕組みの通常のヘアアイロンの場合、次のようなデメリットがあります。
しかしヘアビューロンの場合は全く違います。
バイオプログラミング技術で髪内部の水和水の構造を変えることにより、ストレートやカールの形状を作ります。
また、水和水によりケラチンが保護されて高温化しないため、ダメージを防ぐことができます。
それどころか内部構造が整った髪は潤いを増し、艶々で滑らかな髪質へと変えていきます。
ヘアビューロンは「痛まないヘアアイロン」と有名で、ヘアビューザーと同様公式の実験検証でも驚きの結果を残しています。
こちらも値段がネックですが髪質改善を本気で取り組みたいのならこれ以上ない商品です。
4Dモデルが税込49,500円、3Dモデルだと税込38,500です。
10. くせ毛の髪質改善Q&A
ここまでくせ毛の髪質改善について、おすすめのサロンケアやホームケア、効果的なホームケアに使いたいヘアケアアイテムまでしっかり解説いたしました。
最後に少し、くせ毛の髪質改善に関する皆さんの疑問にお応えしたいと思います!
Q. 髪質が成長とともに変わることもある?
A. あります。成長期である子供〜思春期ごろまでは髪質が変わる場合もあります。また、高齢になるとエイジングにより髪質が変化します。
本文中でも説明した通り、思春期頃までの子供は頭の形や毛穴の形状が変わり、それに伴って髪質が変わることがあります。
これは全員がそうなるわけではなく、成長とともにどのように毛穴などが変化するかは解明されていません。また、狙って髪質を変えることもできません。
また、歳を重ねるとお肌と同様、頭皮や毛穴の細胞もエイジングが進み、その結果として白髪となったり、髪が細くへたりやすくなったりといった変化が生まれます。
これは本文中で解説した通りエイジング対策をすることで改善が見込めます。
他にも、病気が発症したことが原因で髪質が変わったり、逆に病気が治って髪質が変わることもあります。
Q. 市販のシャンプー・トリートメントでも髪質改善できる?
A. 「市販のシャンプー・トリートメントをするだけで」というのは難しいです。 しかし、他の部分でしっかりヘアケアを意識したり、サロンケアを併用するのであれば髪質改善できなくはないです。
ドラッグストアで売っているような市販のシャンプーやトリートメントの効果で髪質改善をすることは正直できないと言って良いでしょう。補修成分などが十分に配合されておらず、ダメージ補修やくせ毛の改善は難しいです。
しかし最近は市販シャンプーの質も上がっており、一部の市販シャンプーは美容師から見ても最低基準はクリアしているものもありますので、サロンケアなどをしっかりしていれば市販シャンプーを使っていても髪質改善をすることは可能になっています。
そうは言ってもシャンプー選びの影響は大きいので、やはり良いシャンプーを使った方が圧倒的に髪質改善のスピードは向上するので、ここはコストをかけることをおすすめします。
Q. 男の髪も美容室で髪質改善できる?
A. もちろん可能です。 くせ毛やダメージにお悩みの方は女性と同様なケアが有効です。
男性の髪も女性と大きく違いがあるわけではありませんので、同様のケアが有効です。
ただし、男性の場合は女性よりも髪がかなり短い場合が多いと思います。髪が短ければ生え変わる周期が短くなりますので、ダメージはあまり蓄積しません。
したがって、女性に比べるとダメージケアの重要性はいくらか小さくなると言えるでしょう。
逆に、男性はワックスやホールドスプレーなどのスタイリング剤を女性よりも使う方が多い上、そもそもの皮脂の分泌量も多い傾向があるため、シャンプーやヘッドマッサージをしっかりするなど頭皮ケアを意識すると良いでしょう。
まとめ | くせ毛の髪質改善
以上、くせ毛の髪質改善について大ボリュームで解説いたしました。要点をまとめます。
- くせ毛は原因を見定めて、タイプにあった対策を施すことが髪質改善の近道
- くせ毛の原因・タイプは「ダメージ」「エイジング」「生活習慣や体調面」「遺伝」の4タイプがある
- 遺伝的なくせ毛の改善は美容室で縮毛矯正や酸熱系のトリートメントメニューなどをしてもらうべき
- ダメージが原因のうねりはサロンケアでしっかりダメージ補修し、ホームケアでその効果を維持することを繰り返して改善していくことが有効
- エイジングや生活習慣などが原因の場合、サロンケアで髪を現状扱いやすくした上で、適切なヘアケアで根本改善を図っていくことが大切
重要なことは、どのタイプであれホームケアとサロンケアの両面からしっかりとケアを行い、髪の状態を美容師と一緒になって改善していくことだろうと思います!
そのためにはまず、信頼できる美容師を見つけることが第一歩です。当店髪質改善美容室IDEAL高田馬場も髪質改善のプロとしてお客様の理想の実現のため全力を尽くしておりますので、お悩みの方はぜひご相談ください!
髪質改善美容室「IDEAL」は
「髪の毛に悩みを抱える貴女」の
憧れを叶える美容院です。
くせ毛・痛み・ヘタリ・パサつき……
髪の毛のことでお困りなら、
ぜひ当店までご相談ください。
今ならIDEAL完全オリジナル
『天使の髪質改善プログラム』
を無料でプレゼント!
1ヶ月間の髪質改善フォローメール付き★
★☆★『天使の髪質改善プログラム』★☆★
はコチラ
↓ ↓ ↓
【美容室IDEAL高田馬場店】の
お客様の悩みに合わせた『髪質改善メニュー』
・
「くせ毛・チリつき・うねり」
『髪質』に対応した
『天使の髪質改善ヘアエステプレミアム』
※『うねり・チリつき・広がり』などが気になる方で
「縮毛矯正はしたくない!」という方はぜひ体感してください!
「洗い流さないトリートメントは何を使っても一緒… 髪がキレイにならない…」
そんな悩みをお持ちの方に
『潤い・艶・サラサラ・ハリ・コシ』
これら全てを叶えるホームケア
『IDEALミスト&オイル』
「枝毛・切れ毛・乾燥」
などの『ダメージ』対応した
『TOKIOハイパーインカラミ』
IDEALは全国でも数少ない
TOKIOテクニカル認定サロンです
===================
髪質に合わせた
『髪質改善メニュー』
をご用意しております