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パーマやブリーチの繰り返し、日頃のヘアケア不足、間違ったホームカラーなど、さまざまな原因の積み重ねで髪の毛は痛んでいきます。気づいたときにはパサパサ・チリチリで枝毛だらけ……ちょっと引っ張っただけで切れちゃう!なんてことも。
「髪が痛みすぎてやばい!」って思ったら大切なのは、迅速かつ適切な対処。美容院で知識・技術のしっかりしたプロに相談して、適切なサロンケアとホームケアの両面から改善していくことが欠かせません。
そこで今回は、痛みすぎてしまった髪の毛を改善していくために必要な知識を,美容歴20年以上のキャリアを持つ現役美容師がわかりやすく丁寧に解説していきます!
【本記事の内容】
- ヘアダメージや切れ毛の原因
- 髪の毛が切れてしまうほどの痛みすぎた髪にするべきサロンケア
- 自宅でできるダメージの予防と改善方法
- ヘアダメージの予防・改善におすすめのシャンプー・トリートメント
なお、ヘアダメージについては以下の記事でも詳しく解説しています。この記事と合わせて読むと、髪の毛やヘアケアについての知識がより広く身につきます。
▼ ヘアダメージの進行度チェックやダメージの原因・対策方法について
▼ 美容師が実践する正しいヘアケア方法とダメージ補修に効果的なサロントリートメント
髪が痛みすぎて切れてしまう……。ヘアダメージと切れ毛の原因
ヘアカラーやパーマをすると髪が痛むのは誰もが知っていると思いますが、実はヘアダメージの原因は日々の生活の中にもたくさん潜んでいます。そんなダメージが蓄積していくと、髪の強度が低下して切れやすくなってしまうのです。
髪が切れてしまう原因は毛髪強度の低下
髪の毛が痛みすぎて切れてしまうのは、髪内部の栄養分が流出してスカスカになり、「毛髪強度」が低下してしまうことが原因です。そして髪内部の栄養分の流出は、髪の毛の表面を覆う「キューティクル」が傷つき、開いてしまったり剥がれ落ちてしまったりすることから始まります。
キューティクルは、髪の毛のいちばん外側を覆う部分で、硬さのあるタンパク質でできています。魚のウロコのようにびっしり重なり合って、髪内部の栄養分や水分をしっかり閉じ込めて守る役割をしています。
本来ならばウロコがしっかりと閉じた状態になっていて、髪内部を閉じ込めて守ってくれるキューティクルですが、いくつか弱点があるため、ウロコが開いてはがれてしまうことがあります。キューティクルがはがれると、そこから髪内部の栄養分や水分が外へ流れ出てしまうのです。
髪の毛は肌などとは違って代謝をしていませんので、一度はがれてしまったキューティクルや流れ出てしまった成分はもう元には戻りません。その結果、髪の毛の中に「ダメージホール」と呼ばれる空洞ができてしまうのです。
さらに、一度キューティクルが剥がれ始めてしまうと、周りのキューティクルも剥がれやすくなってしまいます。
こうして髪の毛内部の成分や水分が抜けてスカスカになってしまうと、割けやすく切れやすい、脆い髪に変わってしまっています。
このようにして、一度傷み始めてしまった髪の毛は痛みが進行して脆くなってしまい、摩擦や引っ張りに耐えられずに切れてしまうのです。
▼ こちらも要チェック
キューティクルが剥がれる原因
キューティクルがダメージを受け、はがれてしまう代表的な原因は、①摩擦、②熱、③紫外線、④カラー・パーマ・縮毛矯正などによるケミカルダメージです。
① 摩擦
キューティクルはゴシゴシとこすったり、乱暴にブラッシングするとめくれてはがれやすくなります。
特に、濡れている髪はキューティクルが開いている状態ですので、乾いている時よりもとてもデリケートでウロコがはがれやすくなっています。
シャンプーや、タオルドライの時は、ゴシゴシこすらないように特に気をつけて行いましょう。
②熱
高熱を与えすぎると髪の表面が乾燥してキューティクルがめくれやすくなったり、タンパク質が硬くなって元に戻らなくなる「タンパク変性」という現象が起こります。 まさに生卵がゆで卵になるのと同じ原理です。
タンパク変性が起こってしまうと、キューティクルが開いたまま硬くなって閉じることができなくなります。
しかも、硬くなってしまったぶん、よりいっそうはがれやすくなってしまうのです。
また、アイロンやコテで高温の熱が加えられている時の髪の毛は、とても柔らかい状態です。この状態の時に強く引っ張ると、ごっそりとキューティクルがはがれてしまいます。
③紫外線
紫外線には、キューティクルよりも外側にある油分の層を分解する作用があるので、その結果キューティクルを浮き上がってしまいます。長時間強い日差しに当たると、この作用のせいでキューティクルがはがれやすくなってしまうのです。
また、紫外線にはキューティクルを傷ませるだけではなく、髪の内部のタンパク質やメラニン色素を壊す作用があります。壊されて分子量が小さくなってしまうと内部物質が髪内部から流出しやすくなり、ダメージホールが増えてしまうのです。
④カラー、パーマ、縮毛矯正
カラー、パーマ、縮毛矯正をするときにつかう薬剤には、必ずといっていいほどアルカリ剤というものが入っています。
このアルカリ剤には、キューティクルなどのタンパク質を膨張させる効果があります。この効果を使って髪の毛の外のキューティクルを開き、髪の内部に反応させてカラーやパーマをしています。
キューティクルを開く、といっても水分で開くような自然な開き方ではなく、むりやりこじ開けるような状態で開かせます。
こじ開けたキューティクルは開きがちになってしまうので、はがれてしまいやすくなります。特にこういったメニューは繰り返し行うことがほとんどなので、繰り返すたびに髪のキューティクルと内部に反応してダメージが深刻になってしまうのです。
参考元:株式会社クレイツ
この図から分かる通り、ブリーチと縮毛矯正は強い薬剤を使うのでキューティクルがはがれやすいです。
強い薬剤を使う施術を繰り返すとそのぶん髪のダメージが蓄積して髪がスカスカになってしまい、髪の毛が切れてしまうのです。
【参考記事】
セルフカラーで髪は痛む? 本当の怖さは頭皮ダメージ! プロが解説ヘアカラーの本当
髪の毛が痛みすぎて切れる人がするべき自宅でできる対策
「髪の毛が痛みすぎないようにするにはどうすればいいの?」
そんな声にお応えして、自宅でできる対策をご紹介しましょう!
- (1) カラーやパーマ、縮毛などの施術を自分で行わない
- (2) ドライヤーやアイロンなどの「熱を加えるもの」は正しく使う
- (3) 濡れたまま放置しない・余計な摩擦を避ける
- (4) ヘアケアアイテムを使う
(1) 自宅でカラーやパーマ、縮毛などの施術を行わない
ドラッグストアに行けば自宅で染められるカラー剤などがたくさん売っていますし、通販では縮毛矯正剤やパーマ剤まで手に入れることができます。
しかし、これらの施術は非常にダメージが大きいので、自分で行うことはおすすめしません。
自分でストレートパーマ、縮毛矯正をしない
これだけは本当に「ダメ。絶対」です!!
先ほど、髪の毛に大きなダメージを与える施術として、縮毛矯正をご紹介しました。
ただでさえ熟練の技術がないとダメージが大きい縮毛矯正ですが、市販の薬を使い、自分でやるとなればそのダメージは恐ろしいくらいに大きくなります。
ネットなどで販売されているストレートパーマ剤や縮毛矯正剤は、美容師のような技術を持ってなくても、どんな髪質の方にも効果が発揮できるように作られています。つまり、薬剤のパワーが極めて高いです。
美容室で行うプロによる施術なら、髪質やダメージに合わせて薬を変えて、「効果を出しつつ、なるべく痛まないようにする」ことができますが、市販の薬剤ではそれができません。
また、縮毛矯正やストレートパーマなど、ストレートにするための技術は美容室で行われる施術の中でも難しく、熟練の美容師でも注意が必要な施術です。
髪が痛まないように、ムラなく1秒でも早く塗り終える。
薬剤を流すときは引っ張ると髪が切れてしまうし、髪が折れてしまうと跡が残ってしまうのでできる限り丁寧に。でもダメージを抑えるためにスピーディーに、かつ流し残しがないように。
アイロン工程はタンパク変性が起こらないよう、キューティクルがはがれないよう、引っ張らないですばやく熱を通します。
縮毛矯正剤の1剤をつけた髪は2剤をつけるまで非常にデリケートな状態なので、その状態の髪にアイロンを当てるわけですから、極めて注意しつつ行う必要があります。
プロでもこれだけ細心の注意を払って行う施術ですので、正直に言って自分で正しく行うことなどほぼ不可能です。
自分で行ってしまうとダメージが計り知れず、最悪の場合、ちょっと触っただけでブチブチと髪が切れてしまうことにもなります。
できそうな気がして自分でやってみたらうまくいかず、しょうがないから「美容室で直してもらおう」としたら、「髪が痛みすぎていて切れる可能性が高いので、うちではできません…」とお断りされてしまう、美容室あるあるです。
そんな後悔はして欲しくありませんので、髪の毛をストレートにしたいなら必ず美容師に任せてください!
自分でブリーチ、ヘアカラーをしない
これも理由は同じで、市販で販売されているカラー剤は、プロの技術がなくとも、どんな髪の毛の方でも染まるように作られているので非常に強い薬を使っています。
また、美容室では髪が染まっている部分と新しく生えてきた部分で薬を塗り分けられますが、市販のお薬だとそれができません。
あまりおすすめしませんが、どうしても自分でカラーしたい場合は、新しく生えてきた部分だけ応急処置で染める程度に留めておく方が良いでしょう(「リタッチ」と言います)
自分でリタッチをするやり方は以下の動画がやり方の参考になります。
このように生え際が目立つところだけ塗ると、簡単で一番ダメージが少ないです。
毛先まで染めてしまうとダメージが深刻になってしまうだけではなく、市販の薬剤は色が入りすぎてしまいやすいため、思ったよりも暗くなってしまったり、次回のカラーの際に残ってしまって思ったように明るくならないなど、現在や次回の仕上がりにも影響を与えてしまいます。
(2) ドライヤーやアイロンなどの熱を加えるものは正しく使う
薬剤だけでなく、「熱」も1章でみた通りダメージの大きな原因です。ですので、熱を使うドライヤーやアイロン、コテは使い方に注意が必要です。
ドライヤーのかけ方に気を付ける
ドライヤーをかけるとき、1か所だけに長い時間当て続けてしまうと、熱によって髪が痛む原因になってしまいます。ドライヤーを振りながら乾かすようにしましょう。
乾かし方のコツとしては、根元から毛先に向かって風を当てることです。 そうすることでキューティクルのウロコをキレイに閉じることができます。
アイロンやコテの使い方に注意する
ストレートアイロンは「ひっぱって形を変える」というよりは「サッと熱を通す」イメージで使うとダメージを抑えてきれいにスタイリングができます。
また、アイロンやコテを低温で使った方がダメージが少ないという意見がありますが、これだと結局思ったようにスタイリングできなくて何度もアイロンを当てることになってしまいがちです。
そのため、結果的に返ってダメージが大きくなってしまうことも多いので、設定温度は160〜170℃がおすすめです。
また、連続して同じところに熱を加え続けるとすぐにタンパク変性してしまいますので、2秒以上は同じところに熱を当てないことは徹底しましょう。
(3) 濡れたまま放置しない・余計な摩擦を避ける
濡れた髪はデリケートな状態ですので、そのまま放置しているとダメージに繋がりやすくなります。 また、そのような状態だと摩擦の影響も受けやすいです。
摩擦はダメージの原因になりますので、濡れていない状態でも避けた方が良いでしょう。
髪の毛が濡れたまま放置しない
濡れた状態の髪は普段よりもデリケートな状態になっており、キューティクルがはがれやすい状態です。すぐにドライヤーで乾かすようにしましょう。
また、乾かす前には髪をくしでとかしておくと絡まりやもつれが減り、きれいに乾かすことができます。その方がスタイルも決まりやすいです。
絡まった髪を無理やりとかさない。乱暴なブラッシングをしない
やさしく毛先からコームを入れていくとダメージが少なく、簡単にとくことができます。ちょっとずつとかすようにしましょう。
ハイダメージの方は複雑に絡まって時間がかかると思うので、以下の画像のような目の荒いコームを使うと簡単に絡まりをほどくことができます。「ジャンボコーム」と言う名前で販売しています。おすすめはY.S.パークのものです。
シャンプーやトリートメントのときに髪の毛同士でゴシゴシしない
摩擦でキューティクルがはがれやすくなってしまいます、シャンプーは爪を立てないようにして指の腹で優しく頭皮を洗うように心がけ、トリートメントは毛先に向かってなめすように使うと髪にやさしく効果的です。
お風呂上がりはタオルでゴシゴシこすらない。
頭皮を拭くように水気を取り、髪の毛をタオルに挟み込んで優しく押さえるようにします。
また、ロングヘアの女性がやりがちなタオルターバンですが、これは髪にも頭皮にも非常によくないので、やっていた方はやめるようにしましょう。
(4) ヘアケアアイテムを使う
自宅でできるダメージ対策としては、ヘアケアアイテムを使用するのがわかりやすいですね。
良いシャンプーを使ったり、アウトバストリートメントを使ったりなどがあります。
パーマやカラーをしたあとはアフターケアに気を遣う
パーマやカラーをしたあとは、髪が本来の弱酸性ではなくアルカリ性に偏ってしまいます。 日常生活の中で徐々に弱酸性に戻っていくのですが、アルカリ性の状態だとデリケートな状態になっていますので、特にこの期間は髪をいたわってあげることが大切です。
摩擦に気をつけるのはもちろん、サロン販売品などの洗浄力の強すぎないシャンプーや、しっかり髪の内部を補修してくれるトリートメントを使うと有効です。
また、シリコン配合のシャンプー・トリートメントを使うと髪表面にフタをしてしまい、アルカリ剤が髪から抜け出るのが遅くなってしまいますので、内部のダメージが進行してしまいます。 極力ノンシリコンのシャンプーやトリートメントを使うと良いでしょう。
紫外線対策のヘアケアグッズを使う
紫外線も直接的なヘアダメージのもとになりますので、対策することで日常のヘアダメージを防ぐことができます。
紫外線対策になるヘアオイルやアウトバストリートメントが多く販売されていますので、それらを利用するのも良いでしょう。
また、フラーレンには紫外線対策の効果がありますので、『TOKIOインカラミ IEシャンプー』のようなフラーレン配合のシャンプーを使うのも効果的です。
また、そのようなヘアケアアイテムでなくても、単純に帽子を被るなども有効な手段です。
シャンプーをダメージケア用にする
自宅でできる何より効果的なダメージ対策は、シャンプーを高品質なものに変えることです。
市販のシャンプーで使用されている界面活性剤は、強い洗浄力を持ちます。どのくらいの洗浄力かというと、台所洗剤などと同じくらいの洗浄力です。油汚れがスッキリ落ちそうなことが想像できますね。
洗浄力が強すぎるシャンプーを使用すると、髪や頭皮に必要な油分も必要以上に洗い流してしまうため、パサつき、ごわつきの原因となります。
キューティクルがはがれた髪を洗浄力の強いシャンプーで洗ってしまうと・・・
当然ですが、髪の内部が流れ出てしまうスピードが早くなってしまいますね。
どんなシャンプーを使うかによっても、ダメージの進行具合が変わってくるのです。
髪の毛が痛みすぎて切れてしまう前に、おすすめのシャンプーは?
おすすめは、低刺激な洗浄剤であるアミノ酸系のシャンプーです。シャンプーの成分表を見て、
- ココイルグルタミン酸Na
- ラウロイルグルタミン酸Na
- ラウロイルメチルアラニンNa
- ココイルメチルアラニンNa
と記載されているものなどがアミノ酸系のシャンプーです。洗い上がりがマイルドで、しっとり系の仕上がりになります。
アミノ酸系シャンプーの中でもクオリティの高いシャンプーが多いのはタウリン系です。
- ココイルメチルタウリンNa
- ラウロイルメチルタウリンNa
- ココイルメチルタウリンタウリンNa
と書かれているものが代表です。オイリーな肌質な方など、上に書いてあるアミノ酸系では洗い上がりが物足りない方にはこちらのタウリン系がおすすめです。低刺激かつ、泡切れが良い、さっぱり系の仕上がりです。
そして、アミノ酸系シャンプーで最高のダメージ補修力を持つのがPPT系シャンプーです。PPT系は、髪を構成するタンパク質成分で作られた洗浄剤で、髪を洗いながら修復してくれる最高な洗浄剤です。
- ココイル加水分解コラーゲンNa
- ココイル加水分解コラーゲンK
- ココイル加水分解ケラチンK
- ラウロイル加水分解シルクNa
- ラウロイルシルクアミノ酸Na
と書かれているものが代表です。 ダメージヘアやカラーヘアに最もおすすめ出来る洗浄剤です!
原価が高いのでとても贅沢なシャンプーですが、髪の毛が痛みすぎてしまった方にはもっともおすすめです。
【こちらもおすすめ】
▶︎ 洗い流さないトリートメント美容師おすすめ30選!プロお墨付きのプチプラ市販品も!
では、おすすめの商品は?
数あるサロンシャンプーの中でもおすすめなのは、tokioトリートメントのホームケアライン、【IEシリーズ】から出ている「プレミアム」シャンプーです。
プレミアムシャンプーはTOKIO IEの中でも最高級のシリーズです。
主な洗浄成分が「ラウロイル加水分解シルクNa」「ココイル加水分解コラーゲンK」と、がっつりとPPT系の洗浄剤を使っています。とっても贅沢。
なによりすごいのが、【IEシリーズ】の「プレミアム」のシャンプーとトリートメントを併用すると、「インカラミ反応」と名付けられた化学反応が起きます。
「インカラミ」は特許を取得した化学反応技術。髪の内部にすごく小さな栄養を入れて(イン)、髪の中に入った栄養が絡み合って(カラミ)物凄く大きな栄養になり髪にハリやコシを与えます。
しかも、髪の内部で分子のサイズが大きくなるので、髪の中に閉じ込められて流出を防いでくるのです。
美容師も経験したことがないと思ってしまうほどの髪の毛の柔らかさ、しっとりつやつやな髪にすることができます!髪の毛が痛みすぎて切れると悩んでいる方は、ぜひ使ってみてください!
ちなみに、軽やかな質感が希望の方、髪が細い方には「プラチナム」シリーズもおすすめです!!
髪の毛が痛みすぎて切れる人がするべきサロンでの対策
まずは痛んだところをカットしてしまうのがベスト
髪の毛が痛みすぎて切れてしまう場合、正直ベストなのは美容室で痛んでいるところをカットしてもらうことです。
切れてしまうほどに痛んだ髪をそのまま放置してしまうと、髪の毛の内部成分が流れやすくなってしまうため、まだ痛んでいない根本に近い部分にまでダメージが進行してしまいます。
「伸ばしたいのに、痛みで髪が勝手に切れちゃってなかなか伸びない」なんてこともありますので、思い切って切ってしまった方がきれいに早く伸ばすことができます。
ぜひ担当の美容師さんに相談してみてください!!
そして、カットしてリセットしたあとは、また痛ませないようにしっかりケアを心がけましょう。
サロントリートメントも効果的
美容室に行くたびにトリートメントをしてもらうのもおすすめです。
サロントリートメントはホームケアとは比べものにならないほどの効果があるからです!!
特に、カラーやパーマをする際は同時にサロントリートメントも行って、ダメージを即座に補修するのがおすすめです。
できるだけダメージをためないことも重要
また、ヘアダメージの大きい施術を短いスパンでするのは避けることも重要です。
月に1回パーマをかける、毎月色を変えて全頭カラーするなどを繰り返すと、髪にダメージが積み重なってしまいます。特に頻繁な縮毛矯正やブリーチは髪が切れたり、毛先が溶けてしまう原因となります。
極力カラーは根元の伸びてきた部分だけをリタッチするなど、担当美容師と相談しつつ髪をいたわったメニューを決めるのがおすすめです。
また、美容室をコロコロ変えると美容師さんとしても今まで髪にどんな施術をしてきたのか履歴がわからず、最適な施術を行えなくなってしまいます。
美容師は「今回はこうしたから、次回はそれを活かしてこうしたらどうかな?」とか考えていたりしますし、慣れて髪質を知り尽くしたお客さんには最高の施術が施せます。
美容室は点々とせずに行きつけを作ることがおすすめです。
信頼できる美容師さんと、綺麗な髪を維持できるようにがんばりましょう!
まとめ : 髪が痛みすぎて切れてしまうときの対処法
今回は「痛みすぎて髪が切れてしまう場合の原因と対策」について、詳しく解説致しました。要点をまとめておきましょう。
- 髪のダメージの主な原因は「摩擦」「熱」「紫外線」「カラーやパーマ、縮毛矯正」
- 自宅での縮毛矯正やカラーなどはダメージが大きいので極力行わない
- ドライヤーやアイロン、コテは正しい使い方をマスターする
- 痛みが気になり始めたら良いシャンプーやアウトバストリートメントを使うなど、ヘアケアに気を遣う
- サロントリートメントは効果が大きいのでおすすめ
まずは傷ませないように日頃から気をつけ、自分で髪にダメージを与えるようなことを避けることからです。
そして痛んできてしまったときは、酷くなる前にサロントリートメントやヘアケアアイテムで早めの対処をすることがおすすめです。
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