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さらさらで美しい髪の毛をつくり、維持するために欠かせないトリートメント。トリートメントには美容院で施術してもらうもの(サロントリートメント)と、ドラッグストアで市販されている「いち髪」や「パンテーン」などのトリートメントがありますね。
美容院のトリートメントは1〜2ヵ月に1回、自宅のトリートメントは毎日行うのが基本です。トリートメントは髪の保湿や質感向上、ダメージ補修に効果的ですが、その効果はずっと続くものではないので、適切な頻度で繰り返す必要があるのです。
この記事を読めば、次のような疑問が解決するはずです。
- トリートメントとコンディショナー・リンスの違い
- トリートメントの種類と特徴
- 種類別のトリートメント頻度
- トリートメントの持ちを良くする方法
- 正しいホームトリートメントの方法
「自宅のトリートメントって、毎日やってもいいの?」と疑問に思っているかたや、「サロントリートメントの効果が持たない」とお悩みのかた、ぜひご覧ください!
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そもそもトリートメントとは? | コンディショナーやリンスとの違い
簡単にまとめると、トリートメントとコンディショナー・リンスには次のような違いがあります。
詳しく解説していきます。
(1) トリートメントは内部補修 + 表面保護
トリートメントとは、髪の内部と表面の両方を補修し、表面をコーティングして保護するものです。試しに、「トリートメント」とをコトバンクで調べてみましょう。
キューティクルを整え、滑らかな髪を保つ。また、痛んだ頭髪に染み込み、内部から補修、表面をコーティングして保護する働きがある
(引用元) トリートメントとは – コトバンク
上の定義を見て分かる通り、トリートメントは
- キューティクルを整えて髪を滑らかにする
- 痛んだ髪の内部に浸透し、内部から補修する
- 表面をコーティングして保護する
という働きを合わせ持っています。髪の毛の内部と表面、両方にはたらきかけることができる特徴があります。
(2) コンディショナーやリンスは表面保護のみ
コンディショナーとリンスは名前は違えど役割に違いはありません。どちらも表面をコーティングして保護することを目的としています。
同様に、コンディショナーとリンスの定義をコトバンクより引用してみましょう。まずはコンディショナーです。
髪の毛の表面に薄い油性の膜を張ってしっとりとさせ、シャンプー後のパサつきを防ぐもの。
(引用元)コンディショナーとは – コトバンク
そしてリンスの定義が次の通り。
髪の表面を覆うキューティクルを保護するもの。シャンプーの後に使用し、しっかりと洗い流す。
(引用元) リンスとは – コトバンク
この通り、髪の内部については触れておらず、また、トリートメントと違って「補修」というワードは出てきませんね。トリートメントと違い、コンディショナーやリンスにはほとんどダメージ補修力はないのです。
以上をまとめると、トリートメントはコンディショナーやリンスの役割も併せ持ったものであり、
という違いがあることがわかります。
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トリートメントの種類 | 特徴と役割
トリートメントは前章で見た通り内部補修と表面保護を行うものですが、3つの種類に分類することができます。
- ① サロントリートメント | 美容室で行うトリートメント
- ② インバストリートメント | 自宅のお風呂で行うトリートメント
- ③ アウトバストリートメント | 洗い流さないトリートメント
それぞれの特徴を簡単に解説します。
①サロントリートメント | 美容室で行うトリートメントメニュー
美容室で行うトリートメントメニューのことを一般にサロントリートメントと言います。
サロントリートメントは、自宅で行うトリートメント(ホームトリートメント)とは比べものにならないくらいの高い補修力と持続力を持っているのが特徴です。
髪に栄養を与えてダメージを補修し、元の健康な状態へと近づけることで髪を綺麗に見せ、扱いやすくすることが目的です。
補修成分をただ髪に浸透させるだけではなく、髪のタンパク質と結合したり、髪の内部で化学反応を起こして大きな分子になったりすることにより、一定の期間効果が持続します。
サロントリートメントの効果は数週間から長いもので2ヶ月程度持続します。
②インバストリートメント | 自宅のお風呂でつけるトリートメント
自宅のお風呂で利用するインバストリートメントは、基本的に髪を1日綺麗に見せ、扱いやすくすることが目的です。
補修・保湿成分を髪の内部に浸透させてダメージホールを埋め、その上で表面をコーティングして保護します。
サロントリートメントと比較して補修力は弱く、根本的なダメージケアにはならないですが、一時的にでもダメージホールを埋めることで髪が綺麗になり、そして扱いやすくなります。
シャンプーでトリートメント成分が落ちてしまうため、1日限りしか効果は持続しません。
中には効果が1〜2週間ほど持続する「集中ケアトリートメント」もあるが……
なお、通常のトリートメントとは別に、効果が1週間くらい持続する集中ケア用のトリートメントがラインナップされているシリーズもあります。例えば以下のような商品です。
いかにも効果が高そうですが、美容師目線で見ると、集中ケアトリートメントは要注意です。
ドラッグストアなどで市販されている集中ケアトリートメントを使用しても、髪の根本的なケアにはなっていないことがほとんどです。
シリコンによるコーティングを増しているだけに過ぎない商品が多く、見た目こそ改善しますが長期的には逆効果な場合があります。
サロン専売の高価なものならきちんと効果の高い商品もありますが、よっぽどでない限りはサロントリートメントと毎日のトリートメントだけで事足りてしまいますし、そちらの方がコスパが良いです。
基本的には集中ケアトリートメントはあまりオススメしません。
③アウトバストリートメント | つけたままでOKな「洗い流さないトリートメント」
お風呂の外で使用して、洗い流す必要がないトリートメントのことを「アウトバストリートメント」といいます。
一般的には「洗い流さないトリートメント」と呼ばれ、オイルタイプやミルクタイプなどさまざまな種類があります。
アウトバストリートメントの主な目的は次の通りです。
これだけではなく、「トリートメント」と名前についている通り、表面のキューティクや髪の内部を補修する効果も持っています。
以上の内容を表で簡単にまとめておきます。
種類 | 主な目的 | 持続力 |
---|---|---|
サロントリートメント | ダメージを補修し、健康な髪に近づける | 数週間〜2ヶ月 |
インバストリートメント | 1日髪を綺麗に見せ、扱いやすくする | 1日 |
アウトバストリートメント | ダメージから髪を守る & スタイリングする | 1日 |
主とする目的がどれも違うため、どれかだけを選んで使うのではなくそれぞれ役割を理解して併用するようにしましょう。
というサイクルで考えるのが最も効果的です。
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家で行うインバストリートメントの頻度|基本は毎日
1章と2章でトリートメントについて理解が深まったかと思います。これを踏まえて、種類別に最適なトリートメントの頻度について解説していきます。
基本は毎日トリートメントする
自宅でのインバストリートメントは、基本的に毎日行います。シャンプーをしたらトリートメントも合わせて行うようにしましょう。
2章で解説した通り、ホームトリートメントは効果が何日も持続するものではなく、シャンプーをしたら落ちてしまうものです。毎日トリートメント成分を補充してあげることで、いつでも綺麗な状態を維持することができます。
また、補充したトリートメント成分は1日の活動の中で落ちていき、残っていた分はシャンプー時に流れてしまいますが、これは言い換えると髪自体の成分や補充したサロントリートメントの栄養分の身代わりになっていると言うこともできます。
そのため、日々きちんとトリートメントをすることでサロントリートメントの効果を長持ちさせることにもつながります。
集中ケアトリートメントを使うなら週1〜2回程度
集中ケアトリートメントの場合、成分が数日残るように設計されているため、毎日使用すると髪が重くなりすぎてしまいます。
推奨の使用頻度は商品説明を見れば書いてあると思いますので、使う場合はそちらを守れば問題ありません。多くの商品では週に1〜2回程度かと思います。
集中ケアトリートメントをすると痛みがひどい髪もだいぶ扱いやすくなり、見た目がよくなりますが、前述の通りシリコンが多すぎるなどのデメリットもあります。
集中ケアトリートメントの効果が数日間持続するのは、多くの場合シリコンなどのコーティング成分を高濃度で配合しているからです。
補修成分ももちろん配合されてはいますが、髪と結びついたり反応したりするわけではないので、ダメージの根本的なケアにはほとんどなっていません。むしろ強すぎるコーティングにより、かえって髪を痛める原因となる場合もあります。
基本的には集中ケアトリートメントは使用しなくて良いと言えるでしょう。
ハイダメージの人は、サロン専売品なら使う価値あり
基本的にはおすすめしない集中ケア商品ですが、サロントリートメントの補助商品として発売されている集中ケアトリートメントなら使う価値もあります。
TOKIOトリートメントやオージュアトリートメントなど、一部のサロントリートメントでは自宅で行う集中ケアトリートメントの商品も発売されています。これらの商品は併用することでサロンケアの効果を長持ちするように作られていますので、十分に使う価値はあると言えるでしょう。
家で行うアウトバストリートメントの頻度 | 毎日の風呂上がりと朝のスタイリング時
アウトバストリートメントは熱・紫外線・摩擦のダメージを軽減する効果があるため、毎日欠かさず使用するのがおすすめです。
おすすめの使用頻度は1日2回。以下のタイミングで使用すると効果的です。
お風呂上がりに使用することで、
- ドライヤーの熱ダメージ
- 寝ているときの枕との摩擦ダメージ
を軽減することができます。
また、朝のスタイリング時に使用するのもおすすめです。単純に髪を綺麗にスタイリングするためにもなりますし、
- 太陽光の紫外線ダメージ(UV対策)
- 日中の活動による髪の摩擦ダメージ
を軽減する効果も期待できます。
ミストとオイルなど、用途が違うものの併用が最も効果的!
ダメージがひどい方や、細い髪をしっかりさせたい方はアウトバストリートメントを複数併用すると、さらさらでツヤのある美髪づくりにとても効果的です。以下のように使い分けましょう!
- ドライヤー前 : ミストタイプやミルクタイプで補修・保湿
- ドライヤー・アイロン後 : オイルタイプやクリームタイプでダメージ予防
以下の記事では、アウトバストリートメントの種類やその違いの詳しい解説や、おすすめ商品の紹介をしています。ぜひ合わせてご覧ください!
ひと昔前は「トリートメントは毎日やらない方が良い」と言う意見もありました。ひと昔前の市販トリートメントはシリコン配合量がかなり多いものばかりであったため、毎日使用すると髪が重くなりすぎてしまう商品が多かったからです。
しかし今はノンシリコンブームが起きたこともあって、シリコン配合量を抑えた商品が増えています。特に、サロン専売品の場合はノンシリコンも多いですし、シリコン配合であってもきちんとシャンプーで落とせる程度の濃度で配合しているのが一般的です。
そのため、毎日使っても全く問題ないのです。むしろ、シャンプーでトリートメント成分・コーティング成分をリセットできるように開発されていますので、毎日行う方がおすすめです。
(コラム終)
美容室でのトリートメントの頻度 | 月に1回程度が目安
美容室で行うTOKIOトリートメントなどのサロントリートメントは、
- 髪の内部でトリートメント成分を大きくする
- 髪内部のタンパク質と結合する
などの工夫がされており、長期間効果が持続するように設計されています。
そのため、数週間〜2ヶ月程度は効果が持続します。
サロントリートメントの種類や普段のヘアケアにもよります。
サロントリートメントを受けるタイミングとしては、「前回受けたサロントリートメントの効果が切れてきたことを実感し始めた」ときが最適です。
初回は1ヶ月〜1ヶ月半に1回通う
最初のうちは1ヶ月に1回を目安にサロントリートメントをしてもらうのがおすすめです。
多くの場合は3週間〜1ヶ月程度でサロントリートメントの効果が切れてきますので、これに合わせてトリートメントをしに行くと良いでしょう。
ただし、サロントリートメントの持ちは次のような要因で大きく異なります。
- トリートメントの種類
- 施術を行った美容師の技術
- 元々のダメージ進行度
- 普段のヘアケア方法
もしサロントリートメントをしても1〜2週間程度で効果がなくなってしまった場合、
などの理由が考えられます。そんなときは、まずは施術をした美容師さんに相談してみましょう。あるいは、信頼できる美容室を探してみるのも良いでしょう。
様子を見て2ヶ月に1回程度にする
サロントリートメントをタイミングよく繰り返していると、だんだん効果が長く持つようになってきます。
特に、酸熱トリートメントやケラチントリートメントなど、髪質改善系のトリートメントは繰り返すほどに効果が高まるので、持続性の向上を感じやすい特徴があります。
トリートメントの効果が続いていると感じているのなら、月1回の頻度で繰り返す必要はありません。効果が切れてきたと感じるタイミング、またはカラーやパーマなどのダメージがある施術をするタイミングに合わせて行うと良いでしょう。
目安としては2ヶ月に1回程度が良いと思います。
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サロントリートメントが持続する期間と持ちをよくする方法
サロントリートメントの持ちを良くするためには、日々のヘアケアが何より重要です。普段からダメージ対策をしっかりしていれば、トリートメント成分は抜け落ちにくくなります。
特に効果的なポイントは次の5点です。
- ① ドライヤーやアイロンは正しく使う
- ② 良いシャンプーを使う
- ③ 正しいシャンプーの仕方を覚える
- ④ 濡れた髪はすぐに乾かす
- ⑤ アウトバストリートメントを使用する
順に解説しましょう。
ポイント① ドライヤーやアイロンは正しく使う
ドライヤーやアイロンは熱を使います。高熱は髪にとって重大なダメージを与えてしまう可能性があるため、ドライヤー・アイロンは正しく使う必要があります。以下のとおりです。
- 基本的に内側・根本を先に乾かす
- 乾きにくいえりあし根本と耳の裏から乾かしていく
- ドライヤーの風は根本側から毛先側に向かって当てる
- 反対の手で手ぐしをしながら乾かす
- 同じ箇所に温風を当て続けず、ドライヤーを軽く振りながらドライする
- 9割程度乾燥したら最後は冷風にして髪の温度を下げる
詳しくは以下の記事を参考にすると良いでしょう。
ポイント② 良いシャンプーを使う
シャンプーは最も重要なホームケアアイテムです。シャンプーでトリートメントやヘアカラーの持ち、ダメージの進み具合は大きく変わりますので、シャンプー選びには力を入れるようにしましょう。
シャンプー選びの一番のポイントは洗浄力です。洗浄力が強すぎるシャンプーは髪のダメージを進行させてしまったり、カラーの褪色が早くなってしまいます。洗浄力がマイルドなアミノ酸系やPPT系、ベタイン系のシャンプーがおすすめです。
シャンプーの選び方やおすすめ商品については以下の記事で詳しく解説してありますので、参考にしてみてください。
ポイント ③ 正しいシャンプーの仕方を覚える
シャンプー選びだけでなく、正しいシャンプーの仕方を覚えることも大切です。補修力が高く、髪や頭皮への刺激も少ないシャンプーは洗浄力が弱めに設定されています。したがって、洗浄力が強くないシャンプーでもしっかり汚れを落とせる洗い方を覚える必要があるのです。
具体的には、以下のポイントを抑えるようにしましょう。
実は、ブラッシングと予洗いをしっかり行えば、髪の汚れの大部分はシャンプー剤を使う前に落とすことができます。
予洗いとは、シャワーでしっかりと髪の毛を流すことです。最低1分間は時間をかけ、頭皮までしっかり水を通すようにしましょう。
ポイント ④ 濡れた髪はすぐに乾かす
お風呂から上がった後、髪をすぐに乾かすことも大切です。いつまでも濡れたままでいると、髪や頭皮に次のような悪影響があります。
- 髪が摩擦によって傷みやすい
- 髪内部の水分量が減少する
- 頭皮が蒸れて、頭皮環境が悪化する
特に、濡れたまま寝てしまったりすると、髪は思っている以上の摩擦ダメージを受けますし、頭皮が蒸れて雑菌が繁殖してしまいます。
できる限り早くドライヤーで乾かすことを習慣付けるように心がけましょう。
ポイント ⑤ アウトバストリートメントを使用する
前述の通り、アウトバストリートメントを使い分けて、ヘアダメージの予防とケアに力を入れましょう。おすすめはミストとオイルの併用です。
アウトバストリートメントはダメージ予防に大切ですので、欠かさずに使用するようにしましょう。
家での正しいトリートメントのやり方
サロントリートメントを長持ちさせるポイントを5点ほど解説しましたが、もう一つ抑えておきたいポイントがあります。それは、自宅でのトリートメントを正しく行うことです。
自宅でのホームトリートメントのポイントは次の3点です。
詳しく解説していきます。
①基本的に商品説明を守るのが正解
最も大事なポイントは、商品説明を守ることです。インターネットで調べれば「トリートメントの効果を高める使い方」などの情報・口コミが数多くみられますが、いくら「効果的そうな方法」でも自己判断で実践することはあまりおすすめしません。
トリートメントのパッケージなどに書かれている商品の取り扱い説明は、その商品の効果を最大限引き出すために書かれているものです。
言い換えれば、お客様に商品を満足してもらうためにメーカーが書いているものです。
自己判断で取り扱い説明に書かれた時間よりも長くつけ置きしたり、説明書に書いていないのにタオルターバンで加温したりする必要はありません。メーカーが推奨する使い方で使うようにしましょう。
②毛先中心につけ、根本付近にはつけない
髪は毛先に近づくにつれダメージが蓄積しているので、トリートメントは毛先付近を中心につけるようにしましょう。根元付近の生えてきたばかりの髪はほとんどダメージを受けていませんので、頭皮ギリギリまでトリートメントを伸ばす必要はありません。
むしろ、トリートメントが頭皮についてしまうと頭皮に良くないこともありますので、そちらの方が問題です。トリートメントはシリコンなど髪に皮膜を作る成分を含んでいるものがほとんどであり、頭皮についてしまうと毛穴が詰まる原因となります。
頭皮ケアもできる一部のトリートメントを除いては、トリートメントを頭皮につけないように気を付けて使用しましょう。
③数分程度そのまま置いてから流す
トリートメントはつけてすぐに流さず、最低2〜3分程度はおくようにしましょう。補修成分・保湿成分を髪の内部にまでしっかり浸透させるためです。
商品の取り扱い説明を参考にして5分程度、最低でも2〜3分はつけたままにしてから流すようにしましょう!
効果が増すわけではありません。長くても5分もおけば十分ですので、適切な時間で流すようにしましょう。
必要以上に長くつけておいてもこれはNG!間違ったトリートメントのやり方
トリートメントを行う際は、次のポイントに注意しましょう。
上の2点については前述の通りですので、コーミングについて少し解説します。
トリートメントを髪全体にムラなく伸ばすためにクシを使うのも効果的ですが、丁寧なコーミングを心がけましょう。
濡れている髪は普段より柔らかくなっている上にキューティクルが開いていますので、摩擦ダメージを受けやすい状態です。クシを通すなら目の荒いクシを使用し、引っかからないように気を付けてコーミングするようにしましょう。
ドラッグストアで売っているトリートメントは、実は「ほぼコンディショナー」のような商品が数多く存在しています。つまり、内部補修の力がほとんどなく、表面コーティングをしているだけに近い商品が多いのです!
500mLで500円くらいの安い商品の場合、補修・保湿成分も入ってはいるのですが、濃度が低くシリコンが大量に使われているだけのものが多いです。
きちんとダメージケアをしたいと思うのでしたら、次章で解説するサロン専売品の購入がおすすめです。
(コラム終)
持ちが良いサロントリートメントはどれ? | おすすめのサロントリートメント
美容室で行うサロントリートメントはダメージが気になる髪を綺麗に保つためには欠かせません。
前述の通り、サロントリートメントは種類によっても効果や持ちの良さが異なりますので、せっかくなら効果的で持ちの良いサロントリートメントをしてもらいたいですよね!
そこで効果的で持続性の高いトリートメントを紹介していきましょう!
(1) TOKIOトリートメント
TOKIOトリートメントは非常に知名度の高い、人気サロントリートメントです。ダメージ補修力が高く、健康的でしっかりとした髪にしてくれる効果が高い特徴があります。
TOKIOトリートメントは特許技術「インカラミ反応」により、髪を強力に補修します。髪の主成分であるケラチンを細かい状態にして髪の内部まで効果的に届け、髪内部で反応させて大きな分子にして流出を防ぐ仕組みです。
通常のサロントリートメントの毛髪強度回復率が105%程度であるのに対して、TOKIOトリートメントは驚異の毛髪強度回復率140%という実験結果が立証されています。
さらに、TOKIOトリートメントの最上位種「TOKIOハイパーインカラミ」は毛髪強度回復率160%と言われており、極めて効果が高いです。
TOKIOトリートメントは持続性も高く、当店でも喜ぶ口コミが数多く寄せられています。
髪質や希望のイメージに合わせて3タイプを使い分けられるので、どんな方にもおすすめです。
TOKIOトリートメントについてもっとく詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください!
(2) 髪質改善系のトリートメント(酸熱トリートメントなど)
酸熱トリートメントをはじめとする「髪質改善」は、今テレビやSNSなどでも話題の、まったく新しいタイプのトリートメントです。
酸熱トリートメントは、特別な酸の成分とアイロンの熱を使用します。グリオキシル酸などの特別な酸の成分を髪に浸透させ、アイロンの熱を加えることで髪内部に強力な結合を作ることができます。
これを利用して、酸熱系トリートメントにより
- 結合が増えて髪の内部が強固になる
- トリートメント成分がタンパク質と結合するので、流出を防ぐことができる
- 酸性の力により開いていたキューティクルが引き締まる
と言った変化が髪に起こります。もっと具体的には、次のような効果が得られます。
- 使用する酸成分によっては、くせ毛をストレートにする効果を持つものもある
- 髪がしっかりしてハリ・コシが改善する
- 持続力が高く、繰り返すとさらに持続性が高まる
- 髪が細い方に効果的。特にくせ毛が気になる猫っ毛の方におすすめ
- カラーが色落ちするなどのデメリットもある
上記の通り、酸熱系のトリートメントはさまざまなメリットがありますが、デメリットや注意点もあります。
髪質や希望に合っている方にはかなり効果的で大変おすすめですが、美容師のスキルや毛髪診断力が問われる施術でもあります。
詳細は以下の参考記事をご覧ください!
(3)IDEALで髪質改善! 世界最高のケラチンを使ったオリジナルトリートメント
TOKIOトリートメントや酸熱トリートメントも非常に効果的なサロントリートメントですが、当店にはそれらを凌ぐオリジナルメニューが存在します。
それが『天使の髪質改善ヘアエステ』です!
このオリジナルメニューは、日本ではほとんど取り扱い店のない世界最高の活性ケラチンやデメリットがなく穏やかに使える酸熱系成分レブリン酸など、厳選した数十種類の高濃度原料を使用します。
お客様ひとりひとりの髪質・コンディションを髪質改善のプロとしてきちんと判断し、お客様のご希望を理解した上で最適なオーダーメイドトリートメントを作って施術します。
効果のほどは、以下をご覧いただければご理解頂けるかと思います!
施術の様子は以下の動画からご覧いただけます。
『天使の髪質改善ヘアエステ』は
といった方におすすめです。
トリートメントの頻度に関するQ&A
トリートメントをする頻度やトリートメントの持続性などについて詳しく解説してきました。
最後に日頃のサロンワークの中でお客様から聞かれるような疑問にお答えしてみたいと思います!
Q. 芸能人やモデルはどのくらいの頻度でサロントリートメントに通っているの?
A. もちろん人にもよりますが、月に2〜3回通われている方もいます。
女優さんやモデルさんの場合、仕事柄髪の根本だけ黒い「プリン」な状態でいる訳にはいかないため、ヘアカラーを高い頻度で繰り返す必要があります。
そのため、月に2〜3回ほど美容室へ来店し、カラー&トリートメントをする方が多いと言います。
もちろん、ホームケアにも力を入れている方がとても多いです。
Q. メンズのトリートメントの頻度は?
A. インバストリートメントは女性と同じく毎日でOKです。
基本的には男性も女性も考え方に違いはありません。
ただし、ショートの方はダメージが蓄積する前にカットしてしまいますので、多くの場合サロントリートメントまでする必要はないでしょう。
ミディアム以上に髪を伸ばしている方は、アウトバストリートメントを使ってダメージ防止に力を入れると良いでしょう。
ブリーチやパーマなどでハイダメージとなってしまった時は、サロントリートメントをご検討ください。
Q. 黒髪だと適切な美容院のトリートメント頻度は変わりますか?
A. 髪の色で変わりはしません。
しかしカラーをしておらずさほどダメージをしていないのでしたら、サロントリートメントの必要性はあまりありません。
Q. 週に1〜2回と書いてあるトリートメントを毎日やっても問題ないですか?
A. やめた方が良いです。
週に1〜2回と書いてあるトリートメントは「集中ケアトリートメント」などと呼ばれる商品かと思います。
該当の章で解説した通り、シリコンなどのコーティング成分が多めに配合された商品ですので、毎日使うとコーティングがシャンプーで剥がしきれず、蓄積して固まってしまいます。
結果的にかえってダメージの原因となる恐れもありますし、髪が重くなりすぎて扱いにくくなってしまう恐れもあるでしょう。
Q. トリートメントをしすぎるとパーマが取れたりしませんか?
A. 基本的にはトリートメントが直接の原因でパーマが取れることはありません(酸熱系のサロントリートメントを除く)
ただし、シリコン配合量が多いトリートメントは髪が重たくなってしまうため、髪が重みで伸びてパーマの持ちが悪くなる恐れがあります。
また、そもそも痛んでいる髪はパーマが落ちやすいため、そのような状態で重くしてしまうとパーマが取れてしまう可能性があります。
特に、シリコン濃度が高い市販の集中ケアトリートメントなどを使用する場合は注意しましょう。
まとめ | トリートメントの頻度
以上、今回は「トリートメントの頻度」について徹底解説いたしました。ポイントをおさらいしておきましょう。
- お風呂で行う普通のトリートメントは毎日でOK
- 集中ケアタイプのトリートメントをするなら週1〜2回が目安
- 美容室のサロントリートメントは1ヶ月〜2 ヶ月に一度が目安
- サロントリートメントの持ちを良くするにはダメージ予防が大切
- トリートメントは商品の取り扱い説明を守って正しく行う
綺麗な髪を保つために重要なのは、次の2点がとても大切。
正しい頻度とやり方でトリートメントを行い、いつも綺麗な美髪を手に入れましょう!
当店IDEALは、髪質改善の専門家です。髪の毛のことで悩むお客さまに寄り添い、憧れの美髪を叶えるための美容室です。
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